発達障害=天才?凡人系発達障害児には中学受験はできる?発達がゆっくりな子を引き上げる方法は?
世の中には発達障害だったと言われる偉人、著名人が多くいますね。 発達障害の子を持つ親御さんには希望にもなります。 ですが、多くの発達障害を抱える人たちは天才ではありません。天才(ギフティッド)で発達障害の特性を合わせ持つ子はいます。2E(twice-exceptional)と呼ばれるタイプの子ですね。うちの子はそういうタイプではないのですが、そういう子をどうやって伸ばしたらいいのか色々調べていました。
1. 発達障害児の難関中学受験について
息子は可能なら中学受験に挑戦させたいと考えています。 発達障害児で難関中に合格した子がいるか調べました。 支援級などから合格した例はあるのかなどを検索していたら、 発達障害児が難関中に合格したっていう記事を見たんですね。
その子の幼児期の話を知って 正直落ち込みました。その子の場合は 2〜3歳児で文字や数学に興味を持ち、 発語は遅かったようですが、高い言語理解力もあり、中高レベルの数学まで幼児期に自分で理解しちゃっていた子だったんです。
言及はされていませんでしたが、その子は2Eで発達障害とギフティッド併発型か、高IQが多いアスペルガーなのかな〜と思いました。残念ながら、参考にはならなかったです。
以前、神童タイプの子達(その子達も数学の天才)の記事も見たことがありますが、 双方に共通していたのは 幼児期に興味を持ち、難しい参考書などを読んで理解してしまうことでした。
他にも通級に通いながら私立中学に合格したという情報はありましたので学力が足りていれば合格することは可能なのかもしれません。
私が注意していることは、息子が受験する時に学力だけで十分かどうかということです。 今はシンプルに学力だけあれば何とかなってるのかもしれません。ですが、入試内容も変わってきています。
他人とのコミュニケーション能力を測る試験が導入されてきたら発達障害のある子でコミュニケーションが苦手な子には厳しくなるかもしれません。
2. 3歳半過ぎの息子の状態(2020年)
ADHDとASDの特徴が出ていてもADHDの特性がかなり強い息子ですが、
・今の所数字には興味はあまりなし。
・文字の理解もあまりなし。
・言語理解も遅く、言葉も遅い。
お勉強系で興味があるのは図形ですが、 特に図形が得意というわけではありません。
パズルも苦手ですし、できなきゃ癇癪起こして投げつけてしまうことも・・・。
人より突出したところなんてないんじゃないかって思ってしまうほど 全体的にゆっくり(幼い)です。
発達障害って学習障害もある子多いので、 そういう子が苦手科目などをどうやって克服してきたのかも知りたいところです。
でも、子を1番近くで見ている親が「うちの子には無理だ。」と 早々に可能性を諦めてしまうのはもったいないですよね。沢山の可能性を調べてあげる事はできますので、 情報収拾は基本です。
3. リタリコの無料セミナーを活用する!
発達障害があっても合格すれば、その小中高大関わらず、学校には通えます。
ただ、発達障害がある場合、学校に配慮してもらわないと厳しい・・・となると 「その学校で果たしてやっていけるのか」という問題が出てきます。 私立中学だけでなく、そのまま公立中学に進む場合にも考えないといけません。 中学に上がる前段階の小学校でもそうです。
また、発達障害がある場合の中学受験情報は非常に少ないです。 経験者のブログや掲示板で情報をかき集める事はできますが 専門的な意見(塾や教育雑誌、実際の中学からの情報)は あまり見かけません。
そんな中、発見したのが、LITALICOライフの勉強会。
LITALICOといえば、発達障害関連では大手の会社です。 LITALICO発達ナビの方は発達障害で検索すると上位検索に引っかかるので、 一度や二度見た方はいらっしゃると思います。
いつまで行われるのかは不明ですが、無料でのセミナーや勉強会も行なっています。
早速、就学相談に関するオンラインセミナーを受講しました。
中学受験に関するセミナーもあり、こちらも予約をしました。
Zoomを使ったオンラインセミナーなので、 基本終始ミュート状態で受講するので、こちらの音が入ることはありません。 会場に行かないので、子供がいても大丈夫です。 子供にDVDなどを見せて、大人はセミナーに参加できます。 質問は音声ではなく、チャットでしたので、スマホよりPCの方がいいかなと思いました。
中学受験に向けて今から〇〇して発達を引き上げよう!
中学受験を少しでも考えるなら、最終的な目標から逆算します! プロセスを数パターン想定しておくといいと思います。 可能ならお子さんと一緒に将来何になりたいか語り合って、一緒に逆算できるといいですね。うちの息子は〇〇したいとは言いますが、まだ逆算思考はできません・・・
例えば息子が人工衛星を作りたい(目標)と言いました。
そうしたら、
・人工衛星の仕組み(動画などで)を見ます
・人工衛星を作る人達がチームワークなのか否かも調べます
・人工衛星を作るにはどの大学のどの学部で勉強するのがいいのか、調べます
・その大学に入学するにはどこの高校(中高一貫校)が強いのか
・その高校(や中高一貫校)に入るには小学生の段階でどこまで勉強する必要があるのか
・中学は受験するのか、高校受験をして行くのか・・・
・地元の中学に進学する場合、発達障害に対してどの程度理解があるのか
・中受をする場合、小学校はどういう小学校がいいのか
・小学校でいつ塾に入った方がいいのか
・小学校3年までにどの程度勉強ができた方がいいのか
・小学校は通常級か、通級がいいのか、支援級がいいのか
・小学校に上がるまでに何ができないと困るのか
など・・・
未来から未来から逆算していきます。 すると、どの段階で何がどの程度できていないと厳しいのかというのが大まかですが見えてきます。
学習計画や生活面で自立させたいこと、 向いている仕事、向いていない仕事、 どの困りごとを緩和していくかなど「すべきこと」が見えてきます。
すべきことが見えると1年間の目標も立てやすくなります。そうすると1ヶ月でクリアしていきたい課題に割振れます。目標が決まれば、それに向かって何をすれば良いかわかりますね。
特に発達凸凹がある場合は早めに将来のことを親子で考えておく必要があります。 仕事や仕事場の環境が向く向かないで、二次障害が出てしまうこともあります。そういう事を避けるためにも、中学受験するしないに関わらず、途中でやりたいことが変わっても、容易に方向転換できるように、選択肢が広がるように未来から逆算して準備しておくのが大切です。
そして、今するべきこと(課題)を少しずつクリアしていくのです。息子の場合は、まず生活面での自立が大きな課題です。食事が自分でできる、ボタンを留める、自分で着替えられる、などできて当たり前と言われることができること。
生活面で困ることを引き上げて、こだわりを勉強方面につなげていくこと。 これが今の課題ですね。
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