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発達障害グレーゾーンを改善するために欠かせない〇〇生活

2020年10月6日

発達障害でも特に軽度だったり、凸凹はあるけど3歳未満で診断がつきにくい幼児期。脳も柔らかく発達しやすいので、この時期にいい刺激を与えて困り感を減らせればいいですね。 息子が発達障害を疑われた時、医師に言われたのは「集団生活」をさせることでした。

1. なるべく早い月齢で集団生活をさせる

息子は2歳になったばかりの時に医師に相談しました。
一人っ子であること、核家族であること、夫が多忙で出張も多ため、大人同士の会話を聞く機会が一般家庭より少ないことなど、家庭環境についても相談しました。
医師からの助言は 療育でも週1でもいいので、同じくらいの年齢の子ども達と関わらせてください というものでした。

また、同じような事は 『発達障害の改善と予防 家庭ですべきこと、してはいけないこと(澤口俊之著・小学館)』にも書かれています。 この本によると、お勉強系の幼稚園よりも2歳以降から保育園に入園させることを勧められています。 詳しい事は本に書かれています。

要は、集団生活で年齢の近い他の子ども達と交流することにより発達が促されるということでしょう。

2歳になった時は島に住んでおり、周りに子どもはいませんし、専業主婦のため保育園には入園資格はなし。過疎地域でしたので、幼稚園は存在していませんでした。
そして、島で唯一の療育機関も待機。
ではどうしたかというと、支援センター(児童館)などに積極的に行きました。
多動が酷くて追いかけ回しており、他のお母さん同士とはお話しする機会もあまりありませんでしたが、おもちゃなども沢山あり、支援員の方も育児相談にのってくれたりもしたので息抜きにはなりました。

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2. 幼稚園に入園させて正解だった!集団生活で加速した発達

転居後に療育などの手続きとできるだけ早い月齢で通える幼稚園探しが始まりました。
幼稚園にも事情(発達障害の疑いがあり療育に通所していること)を伝えました。

断られた所もありますが、1箇所面談していただき、そちらに満3歳から通園することになりました。

最初はトラブルだらけの幼稚園生活で、いつ呼び出されても良いように幼稚園の近くのファミレスに待機していたこともあります(笑)。
園生活に慣れるまでの1か月は午前上がり、お弁当を皆と食べられるようになってからも 1ヶ月半は他の子より少し早く帰っていました。そんな息子も徐々に慣れていきました。

年少の夏までに外そうと園と相談してたオムツ入園式の翌日に外れました! 勿論、まだ大小失敗もありますし、小に関してはいまだにチビってしまいます。
ですが、自らトイレに行く意欲もありますし、夜に寝ながらお漏らしもありません。 夜も起きて「トイレいく」ということもできるようになりました
いくらトイレに誘っても全く行ってくれず迎えた入園でしたが、入園して他の子からの刺激を受けて、ぽろっと外れてしまって拍子抜けでした。

多動だった息子も座れるようになった!
息子は他の子の影響を受けることも多く、 怖がってできなかったジャングルジムができるようになった。 座ってお話が聞けるようになってきた。 嫌いなものでも皆と一緒にお揃い!で食べるようになった。
など本当に成長が著しいです。

特に、息子の場合は少しお兄ちゃん、お姉ちゃん(月齢が上の子や年中、年長さん)から 良い影響を受け、発達した面もあったと感じます。
1ヶ月休園になっていた時はせっかくのびた発達が元に戻っちゃうと モヤモヤしていましたが、幼稚園再開後も激しい行きしぶりもなく、1学期を終えることができました。
集団生活の影響を強く実感した出来事です。

3. 幼稚園選びの最重要ポイント

幼稚園や保育園が選べる状況であれば、しっかり選ぶことが子どもを伸ばすコツです。 私の場合は幸いにも幼稚園がいくつかある中で選ぶことができました。 その中で発達障害の疑いがあって療育に通っている息子に重要だと思ったポイントは

□療育に通所していても受け入れが可能か
□本人が楽しめるか(「幼稚園楽しかった!」と言える、態度で示せるか)
□幼稚園の先生が特性を理解してくれるか

□幼稚園の先生の目が届くクラスの人数か
□親が幼稚園と協力できるか
□バランスの良い保育、教育をしてくれているか
□縦割り保育の時間があるか

で選びました。
幼稚園は最初の集団生活です。 子どもが他の大人から注意を受けたり、褒められたりできる貴重な場です。

発達障害の特性がある子は頭ごなしに叱責されやすく、自己肯定感を喪失しやすいです。
先生に余裕がなく、加配もつけられないのであれば、先生が余裕を持って見られる人数かどうかも重要です。 必ずしも人数だけではありません。先生は大抵1人です。園児10人中9人はほぼ指示通り動ける大人しい子で1人がゴソゴソしてるなら余裕がありますが、5人しかいなくても5人ともバラバラに動いたり指示に従えない子だと先生の余裕がなくなってしまいます。

ですので、親は必ず入園前に、先生に子どもの特性を伝える必要があります。 別の園でしたが入園後に発達障害が発覚し、退園せざるを得なかったという方もいました。

そして、特に発達の問題を抱えている子は無事入園できても、絶対に幼稚園に丸投げしないこと! 必ず親も先生や園行事に協力して、子どもを一緒に育てる姿勢を見せると先生もきちんと対応してくれると思います。 先生も人ですから、子育てを頑張っていることが垣間見れる親には親身になってくれることも多いです。
今の幼稚園はすごく息子に合っていますが、1年以内に転勤があるので、転勤先でも幼稚園が楽しいと思えるようにしていきたいですね。