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発達障害グレーゾーン幼児の言葉を発達させ、発音を改善させた方法

2020年8月28日

発達障害の子では、言葉の遅延もありますが、吃音があったり、言葉のイントネーションも独特だったりします。息子は吃音はなく、おうむ返しによる発語自体はありましたが、発音が不明瞭でした。

1. 言葉は出るが、お話ができない

やっと2語文、3語文が出てきたと思ったら、おうむ返しばかり。懸命に教えた要求語の初歩「ちょうだい」も今でもあまり出ません。 息子の場合はおうむ返し(即時性エコラリアと遅延性エコラリア)はあります。どちらかというと、自分の口にしたいことだけ延々と意味なく喋ったりするタイプです。ですが、例えば「お茶、ちょーだい」を「お茶」で終わってしまったりしていました。3歳くらいでようやく私「何食べる?」息子「ハンバーガーが食べたい!」という感じの簡単な会話が成り立つようになってきました。

2. 言葉の遅延の改善方法

これは個人差が非常に大きいですが、

言葉が出ていなくても、こちらの言う事が理解できているか

と言うのは大事です。理解しているかの例として、
違う色のコップを机の上に置き「机の上の白いコップをお母さんに持ってきて」と指示した時に持ってこれるか
この言葉はとても長い文章なので、最初は短い言葉から始めました。
ボールなど本人が知っているものを手に持たせ、「ボール、ちょうだい」と言いながら、ボールの手渡しをしました。「ちょうだい」の動作も最初はボールを持った息子の手を持って導きながら、私の手に渡すと言う補助もしました。

単語とその意味を知らなければ、話せませんので、語彙を増やすことも欠かせません。
語彙の増やし方としては
・絵本を読み聞かせる
・言葉のシャワーを浴びせる
・適宜動画を活用する(できれば、大人同士の会話を見せてあげる)  

我が家は転勤族なのに夫が不在がち。母子で過ごすことが圧倒的に多いです。ですので、大人の会話を聞かせることが非常に難しいです。そこで、動画を使ってドラマを見たり、アニメを見たりしながら会話のキャッチボールを学ぶようにもしています。あまり種類はないと思いますが、ほのぼのまったりとした日常ドラマは普通の会話が多いので、幼児期でも安心して見られます。お料理番組もいいですね。できれば「いただきます」「ごちそうさま」が入っているものがおすすめです。

3. 発音の改善方法

息子は2歳代の頃は発音も非常におかしかったです。外国人が話すカタコトの日本語のようでした。
具体的にはさ行がsではなく、thの発音になる。は行hの発音がfの発音に。
また、全ての文が語尾上がりという特徴的な話し方(「頭」を「アタマァ?」「ご飯食べる」を「ごは、食べルゥ?」といった感じでした。)

特にさ行、は行は普通に発音できるになるまで時間を要しました
熱いものを「フーフー」してねと言っても、下唇を軽く噛んで「f〜」となっていました。 何ども「うのお口でふー」だよと口をすぼめてみせましたが、動作の真似っこが苦手な息子には通じませんでした。

そこで、タコ(蛸)のマスコットを利用しました。
大阪の義母が送ってくれたタコのマスコットなのですが、息子と私でタコ助と名付けました。
「タコさんの口してみよう。タコ助とお揃いの口でふ〜〜〜ってしようね」とタコのマスコットを持ちながら、やってみせました。 これを何度も何ども毎日繰り返したところ、「タコ助の口でふー」と息子が真似をしました!
やっと「f〜」ではなく「h〜」になりました!
時期的なものもありますが、少しだけ真似っこができるようになるタイミング、口周りの筋肉も発達したので、言葉の理解が進んだためとも言えますね。

発音を改善するために、口周りの筋肉を鍛える

口の周りの筋肉を発達させると発音が明瞭になってくると聞いたので、 口周りの筋肉を発達させるために、ピロピロ笛、シャボン玉、ストローでジュースを飲むなどをしました。 特にピロピロ笛はツボにはまったようで、とても楽しんでやりました。 100円ショップで買ったものなので、すぐに壊れてしまいましたが、5本くらい買っていたので飽きるまでもちました。

4. 言葉が通じると楽になる

息子もまだまだ発展途上で、理解できない言葉もたくさんあります。独り言が多く、「会話」に至らないことも多いです。
しかし、地道な練習を繰り返し、発音の訂正などは口頭で言うと理解できるようになりました。ピロピロ笛などは息子が面白がったのでとてもいい練習になりました。
最初は吸い込んでしまったシャボン玉も「f」から「h」の発音を覚え、汁物を冷ませるようになると、フーッと吹けるようになりました!このシャボン玉成功は幼児期にはとても大切な息子の成功体験となりました。