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発達障害グレーゾーンの息子が砂遊びと滑り台を克服するまでにしたこと

2020年8月28日

0歳の頃から息子には特定のものに対して感覚過敏がありました。お米が口周り、手につく度に癇癪を起こし、手づかみ食べなんてしませんでした。砂場も苦手で砂が手につけばパニックに陥ることもあり、公園でもひたすら走り回るだけ・・・皮膚感覚を通じる遊びは脳にとても良いのになかなかしてくれませんでした。

1. 砂場遊びなどの公園遊びは知育に良い!

砂遊びは簡単にお金もかからずできる知育です。手先の感覚から脳に刺激を与える遊びは公園遊びや自然遊びです。 中でも砂遊びは道具を使ったりしますし、力加減も学べます。 まだ遊具で遊べない年齢の息子には積極的に遊んで欲しかったのですが・・・

息子が1歳8ヶ月頃に住んでいた社宅の近くにあった小さな公園。 砂場もあり、田舎で誰もいない状態。これはチャンスとばかりに、砂場遊びの道具も買い、砂場で遊ばせようと試みました! が、砂場の砂が手につくと「ぎゃああああああ」と叫び、手を振り回し、パニックになりました・・
お米は嫌がったのですが、粘土はそれほどでもなかったので、大丈夫かなと思ったのですが・・・

小さな滑り台やブランコは怖がって近寄りもしませんでしたので、公園で遊ぶとなると砂場くらいしかありませんでした。砂場の道具は好きで、スコップや熊手でガリガリはしてくれたんです。しかし、砂自体が手につくのが不快だったようで、ひたすらガリガリとやり、飽きたら砂場遊びの道具を投げて遊んでしまい危険で、叱ってしまうこともありました。

2. ポジティブなイメージを持たせながら、その時期が来るのをを待つ

感覚過敏といっても特定のものでしたし、全てがダメというほど深刻なものではありませんでした。 また、感覚過敏は成長とともに緩和されることもあると聞いていたので、深刻に考えることはやめました。
公園の遊具も怖がっていましたが、そもそも対象年齢が3歳以上のものでしたので、無理にさせる必要もありませんでした。衝動性もある子でしたが、怖がりな面がその衝動性を抑えてくれるなら、怪我の心配も減るかな・・・と。

一旦、砂場や遊具に誘うのをやめました。 近隣のこども園の園庭を見に行き、「滑り台してるね!大きな砂場もあるね〜。順番に楽しそうに滑ってるね」と声をかけました
公園自体には連れて行き、自由に走り回ったり、雲の流れや空を飛ぶ飛行機を見たり、植物や蟻の観察などできる範囲で楽しめるようにしました。 多動傾向がありましたから、思いっきり走るということだけでも息子は大満足。

親は、つい「〇〇したら?」と言ってしまいたくなりますが、なるべく、「今日は何して遊ぶ?」「〇〇してみる?」と誘う感じの声かけを意識していました。言葉も遅く、返事もありませんでしたが、それでも声をかけ続けました。

3.  砂場より先に滑り台を克服した

砂場遊びを一時休止し、公園ではひたすら走り回る専門となっていた息子。3歳間近に小さめの滑り台を滑るようになりました。 買い物帰りにふらっと立ち寄った公園。そこでスイスイと滑り台の階段を登り「シュー」と言いながら滑りました
「お〜!!滑れるようになったね!」と息子以上に私が大喜び。動画を撮って夫に送りました。

もともと体を動かすことは好きだったので、遊具遊びはハマったら楽しめるだろうなと感じていました。 幼稚園に入園したら何かのきっかけで滑るかな・・・と思っていましたし、滑れなくても困ることでもないですし。恐怖心を感じるのは決して悪いことではないと思います。もちろん病的なほどなら対処しないといけませんが・・・
子どもは好奇心が旺盛ですが、それが原因で命に関わる重大な事故や怪我も起こり得ます。好奇心を持ちつつも危機管理能力を培うって難しいですね。

4. 他の子がきっかけで砂遊び

息子が砂遊びがしたい!と言い出したのは3歳過ぎてからです。ちょうど幼稚園に通い始めたこと、近所の子が砂遊びをしていたことがきっかけです。
ペタペタと形を作るのはあまりしません。どちらかというと私に山を作らせ、それを破壊します(汗)。
買い足したダンプカーのおもちゃに砂を入れ、砂を投げつけるまではできるようになりました。

他の子ども達からのいい刺激と影響を受けて、砂場遊びも克服できました。いつの間にか裸足で走ることも楽しく感じてくれて、親としてはとても成長を感じた一面です。

克服できたことを「もうこんなに〇〇できるようになったんだね!」と認める声がけをすると自信がつくようで、とても嬉しそうな顔をしてくれます。

一度楽しいと学習すると怖いと思っていたことも平気になったりしました。とにかく恐怖を感じることは本能的、生理的なものなので(大人でもそうですよね)、無理強いをせず、タイミングを待つことが大事なんだなぁと感じます。