早生まれは損?!発達凸凹の子どもの自己肯定感を高めるには?
高学歴の人には遅生まれ、つまり4月〜6月に生まれた人が多いと言われています。息子は12月生まれ。発達も凸凹していてゆっくりなので、かなり不利だということになります。でも私は諦めません!
1. 早生まれは不利?!何故4〜6月生まれが難関受験には有利だと言われるの?
9月スタートの話題も流れ、今のところは現状通り3月(4月1日区切り)ということでしょう。1学年は4月2日〜4月1日生まれで区切られています。 4月2日に生まれた子はその学年で一番月齢が高いとなります。逆に4月1日生まれというのは1学年上に繰り上がってしまうので、繰り上がった学年で一番月齢が低い子となります。
乳幼児期は月齢で成長面でかなり差が出ます。赤ちゃんだけではなく、ある程度大きくなるまでは成長の差は出続けてしまいます。同じ年少さんでも4月生まれの子は入園前後に4歳になりますが、3月生まれの子はまだ3歳になったばかりということになり、1年近くの差が出てしまいます。
大人は月齢で考えられますが、子供自身の目で見たらどうでしょう。 同じ学年、同じクラスなのに、自分だけとても小さい、できることが少ない・・・となると自信がなくなってしまいます。他の子に対する劣等感も感じ、「自分は何してもダメ・・・」と自己肯定感が下がるそうです。
そのため、自己肯定感が低くなり、自信がなくなりやすいと言われています。逆に遅生まれの子は発達が進んでいるので、集団の中でできることも多く、自信がつきやすいと言われています。自信がつけば色々なことを積極的にやります。自己肯定感が高くなるので勉強面でもいい影響が出るそうです。
しかし、親の対応次第では早生まれの子でも不利になるということはありません。
2. やってしまいがちな親のNG対応は他の子との比較!
ついつい、「〇〇ちゃんはできるのに、どうしてあなたはできないの?!」と言ってしまうことってありませんか?確かに、他の子ができてると凹みます(特に月齢が同じだとね・・・)。
親だからこそ、自分の子と他の子を比較してはダメなのかもしれません。絶対的に取り替えができない親だから、ありのままの子どもを愛情を持って受け入れる姿勢が子どもの自己肯定感を高め、精神を安定させるのに必要だと教わりました。特に心身が未発達な幼少期には欠かせない事です。
正直言って、比較したくなります。療育先で会う同じ月齢の子が自分の子よりできていると、「うちの子の発達状態はヤバいのでは?」と比較対象が定型発達児から発達障害児になっただけで、比較しなくなるわけじゃないです。「私はあそこの家に比べて、ペアトレがうまくできていないダメ母だ・・・」と焦りもします。
ただし、そう感じても声には出しません。子どもにも悟られないようにしています。
自己肯定感を高めるために「よくわからないけど、なんとなく自信がある」という状態に持って行きたいので、周りと比べるのではなく、子ども自身の過去と比べて成長したことにフォーカスして褒めてあげることを思い出して、焦りを落ち着かせています。
あえて他の子と比較する場合もある!?
息子は早生まれ(12月)ですし、発達も遅い。できないことが多いのですが、他の子ができて、自分の子ができないというのは、息子にとっての発達の課題(ハードル)だと思っています。苦手を見つけて対策を考えられます。他者と比較をすることで、自分の子が今どういう位置にいるのかを客観的にみられるという利点があります。
我が子だけに集中するのが良いのでしょうが、あえて他者のとの比較をする中で、子どもがどのレベルにいて、何が足りてて何が足りないのか、得手不得手も分析することができます。ですので、比べることが絶対にNGという訳ではないかなと思います。
社会に出ても自分で他の人と比べてしまう事ってあります。でも、比較もネガティブなものだけじゃなくて、自分の弱点や強みを知る上では意外と役に立ったりします。冷静な自己分析ができるに越したことはないですし。ただし、メンタルが安定していることが条件だと思います。ネガティブな比較じゃなくて、ポジティブな比較ができるようにしてあげたいですね。
そのためにもまずは親から無闇矢鱈と比較しない。比較する時は課題を見つける時、客観的な位置を見る時、得意分野、苦手分野を考えるとき。前向きに打破したい目標がある時・・・など落ち込む比較ではなく、やる気をだす比較にしたいですね。
3. 親の考え方ひとつで解決!
息子は周囲の影響を受けやすいことがわかったので、「良いお手本が沢山いる!」と前向きに考えるようになりました。そう考えていたら、オムツもさらっと外れたし、「お箸、真似してみる?」と誘ってみたり。どうやってやる気を出してもらい課題を克服してもらうかを考えられるようになります。
「あなたはあなたのペースで良いよ。〇〇までに頑張ろうね!」と少し長めの期間を設けて声がけをしています。
手先が不器用な息子は機械いじりや工作動画が好きです。プロの手さばきを動画で見た後に「お箸が持てる、ボタンがとめられるようになると、こういう細かい作業もできるようになるよ」と言ってみたんです。
すると、ムラっ気はあるものの「ボタンできると〇〇できるようになる!」と一生懸命ボタンにとりかかったりするようになりました。
小さい子どもって「憧れ」があると一気に進みますよね。これは発達障害グレーの息子でもそうです。憧れは普通の幼児とは違います・・・スーパーヒーローになりたいとかじゃなくて、時計職人に憧れたりとか・・・マニアックです。
本当は身近にちょっと器用でバイクとか直しちゃうお兄さん的「憧れの人」がいると「〇〇さんみたいになりたい!」と頑張れそうだなぁと感じます。
うちの子はあれもこれもできない!遅い!と嘆く前に、できないなら、どうやったらできるか考えてみようと思えるようになりました。
早生まれだって高学歴の人は沢山います。インターナショナルスクールに行くのなら、区切りが変わってきます。海外転勤に付いて行く子達だって、環境が激変する中、自己肯定感が高止まりのまま頑張れる子だっています。環境は選べませんが、親が子どもにかけられる言葉は選べます。親の言葉や態度で子どもの自己肯定感を高められるのですから、親が前向きに考えて向き合ってあげることが大切だと感じます。
親が嘆けば子どもの発達が余計に遅くなる・・・そう考えたら、嘆くことはやめられました。
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