多動傾向のあった息子に選んだ絵本の基準!絵本の読み聞かせ02
絵本の読み聞かせ。絵本はたくさんありますが、特に発達障害の特性があったり、多動だった場合、絵本はどういう基準で選べば良いのでしょうか。息子が多動で困っていた時に絵本は本当に悩みました。ですが、毎日読み聞かせを継続させました。
1. ADHD傾向が見られた息子に絵本選びの基準とは?
発達障害があってもなくても絵本選びの基準は同じです。
基本的に私はくもんの推薦図書一覧をベースに絵本を図書館で借りたり買ったりしていました。特に乳児の絵本は読む時間が限られますから、沢山借りて、気に入った絵本を購入するようにしていました。
くもん推薦図書(リンク先にPDFのページがあります。毎年4月あたりに更新されるようです。)
転勤族ですから、荷物を軽くしたかったというのもあります。 片っ端から買うほどお金もありません。しかし、一定数絵本は買うべきだと思っています。子どもに自分のもの、他人のものの区別を認識させることもできます。子どもがいつでも自由に手に取れる絵本があるというのは、本を好きにしたいなら大切なことだと実感しています。
私が絵本を購入する時の基準は
・親が「これは良い!」と思ったもの
・子どもが好きになった絵本
・いくつかの育児書で先輩お母さん達がオススメしていた本
・幼児教室でオススメされていたもの
絵本を選ぶ時には主に下記の本を参考にしました。(クリックでamazonのページに飛びます。)
『9歳までに地頭を鍛える! 37の秘訣“>9歳までに地頭を鍛える!37の秘訣(大川恵美子)』
ギフティッドの息子さんのお母様の本ですので、年齢と難易度は高めです。発達がゆっくりな子は少しレベルを落として応用すると丁度いいかもしれません。
2. 乳児期に重視した絵本と応用の声がけ
0〜2歳くらいまでは擬音語や擬態語が沢山入っているものが良いとあったので、くもんの推薦図書一覧と音やリズムがある絵本を基準に選びました。海の近くだったのもあり、『がたんごとんがたんごとん ざぶんざぶん(安西水丸著)』は息子のお気に入りでした。
絵本に身近なものの音が入っているというのは、五感を刺激しやすいと思っています。声がけでも意識して『音』を表現した言葉を使っていました。
「風が強いね。木がざわざわと音を立てているね。」
「木の葉が擦れて、ざわざわって音がするね。」
「海の波がざざーんって音がするね。」
「黒と白の大きなお船が、ざぶんざぶんって波を立てて進んでいるね」
言葉の発達が遅れていたので、区切って伝えるようにもしていました。言葉が出ていないときは「お船があるね。海に浮かんでいるね。大きいね。ざぶんざぶんってしてるね。」など、細切れにして間をあけて声をかけていました。
3. 親は知育のために読ませたいが、子どもが興味を持ってくれない本を読ませたい時
これいいな!と思って買ったのに、子どもが全く興味を持ってくれない・・・
育児書でもオススメされてたし、私も知育にいいと思うし、子どもに読ませたい絵本なのに・・・
そういう場合も多々あります。そういう時は、待つに限ります。特に発達障害の特性がある息子はこだわり(興味の偏り)があります。そういう子に「今」興味ないものを渡しても逆効果です。ではどうしているかというと
読ませたい本は息子の好きな絵本に混ぜて置いておきます。今は難易度分けもしていません。工夫していることは、いつも目に入るところにおいておく事!です。幼児期はこれだけでも効果大でした。特に息子は好奇心が旺盛なタイプ。ふとした拍子に息子が手にとって「読む!」と言ってきて、読ませたい絵本に導けた事もあります。
親の声かけや読書も大事です。特に少し難易度が高いな・・・思う本や興味持たないかもなぁ・・・と思う絵本は必ず「すっごく面白そうだったから買っちゃった〜!」と言って、親が先に読むんです。その後に、「一緒に読んでみる?」とお誘いします。
断られたらまだの時期じゃないので、またタイミングを待って・・・
いずれ、興味を持つかも・・・と成長を待つ事も大事になってきます。どんなに工夫しても、読まないまま終わった絵本、使わないまま終わるおもちゃ、出てくると思います。
それはきっと子どもがどうしても興味ない本(おもちゃ)だったという好みです。大人だって皆が面白いっていうから、しぶしぶ読んだけど、あんまり面白くなかった・・・っていう本(漫画でも)ありますよね。押し付けると本自体が嫌いになってしまうので、オススメしても押し付けないように気をつけたいところです。
4. 図書館を利用して節約しながら賢く絵本を買う!
絵本て高いですよね。1冊は大した値段でなくても、1000冊買うとなると大変な値段になりますね。お金持ちならいいでしょうが、一般家庭のしかも転勤族には量的にも厳しいです。ですので、本はかなり厳選していました。
そこで利用したのが図書館です。今の図書館はネットで予約できるところが多いので便利です。推薦図書リストから順番に借りていきました。同時に図書館で似たようなジャンルや同じ作者の本を借り、何回か借りるほどお気に入りなら新品や中古品で購入するようにしていました。
発達障害があるからといって絵本も特別にする必要はないと思います。ですが、興味の偏りや発達がゆっくりという問題があるのが発達障害やグレーゾーンの子。本人が楽しんで読む事が大切ですので、興味や発達段階に応じた絵本を選ぶ事は大切になってきます。
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