発達障害って何?親が早期に息子の発達の凸凹に気が付いたきっかけは・・・
発達障害と言う言葉自体が珍しくなくなったものの、当事者や関係者でなければ深くは知りません。一般社会にその言葉自体は知られてきたものの、何となくの決めつけで言われることも多いと感じています。
1. 発達障害は自閉症?ADHD?アスペルガー?
発達障害といても重度から軽度、ひとつの特性がでていたり、うっすらと混ざっていたり、凸凹していたり・・・と様々です。ASD、ADHD、LDと円が部分的に重なった図で説明されることも多いです。
例えば、私の周りでは自閉症が強くでているタイプの子は数字と回転物に固執します。ですが、数字の方により関心が高く、幼児ながらに小学生の算数ができます。息子はADHDと自閉症が混ざったようなタイプとは言われており、回転物には異常なまでの執着を見せます。とにかく全てが回っていることで落ち着くタイプです。でも、数字にはあまり興味はありません。
自閉症なら回るものへの執着、強いこだわり、ルーティーンに固執、言葉が遅い・・・ADHDなら多動、衝動が強い・・・などチェック項目がありますよね。
結局は親や専門家の見立てでしかありません。専門の医師だって四六時中みて判断するわけじゃなくて、幼児の場合は親からの聞き取りやその時のテストで診断するわけです。定期的に脳を観察して調べるわけじゃないので、医師によっては診断名が異なることはあるようです。今は知的障害は発達障害とは分けて考える人もいるようですし、すべてひっくるめてASD(自閉症スペクトラム)と呼ぶことも増えてきたと聞きました。
ASDだろうが、ADHDだろうが、困りごとというのは一人一人違います。発達障害は個性ではありませんが(個性なら障害にはならないと思うから)、同じ診断名と程度(重〜軽)の発達障害を抱える人にも個性があり、困りごとにも大小の個人差があります。
知的障害と学習障害は被らない
知的障害と学習障害は被らないと言われています。正直、幼児期は学習障害や知的障害を親が見抜くのは難しいです。知的障害は軽度なものなら見落とされがちです。学習障害は見え方の問題や聞こえ方の問題ということもあり、工夫をすれば(タブレットを使うなど)学習の理解面では問題がなくなる場合もあるようです。
大抵は発達障害で引っかかって、知的障害を伴うのかどうかが判明するようです。就学後に発見されやすい学習障害も書けないのか、読めないのか、文字を工夫すれば読めるのか・・・など個人差があります。
最近では発達障害に知的障害は含めないそうですが、発達障害と知的障害を併発する子はいます。メディアなどを見ていると発達障害と学習障害をセットで扱われている印象があります。
2. 早期教育をしたおかげで見極められた息子の困りごと
ある程度の早期教育によって、苦手なことや困りごとを見極めることは可能だと思っています。
逆に親だからこそ、毎日子を観察することができるので、過去と比べてどの程度発達したのかを記録しておくことはできますし、新たに直面する困りごとにも早期に気がつくことができます。
発達障害を疑えば、親はどうやって対処しようかと発達障害について勉強をし始めます。特に現代では発達障害はある程度改善することができると言われています。ですので、余計に詳しく調べたり、セミナーや講座を受講したりしてどういうものなのかは深く知ることが多くなります。
息子の場合は家庭でドリルをやらせた事と幼稚園に入れた事で困りごと(発達障害かも?)が判明したこともあります。
それは見る力、聞き取る力の弱さ、つまり、不意に派生する一つのことに注意を向けることが苦手だということ
目は見えてるのに、物を目で追えないってやつです。ボール遊びが苦手で、ボールを投げても目で追わずに棒立ち状態で、頭にボンって当たって終わりなんです。
幼稚園から帰るとき、皆がざわざわしている中で、あるお友達が「(息子の名前)くん、ばいば〜い」と言ってくれても、無視してしまう、または明後日の方向を向いて「ばいばいー」と手を振る(お友達は斜め後ろにいるのに・・・)
この時にちょうどビジョントレーニングの本を読んでいたので、「うちの子に必要なのはこれか!」と思いました。ちなみにボール遊びはビジョントレーニングには非常に有効だそうです。
3. 発達凸凹の場合は早期教育も慎重に・・・
息子の場合、早期教育も慎重にしています。普通の子ならイヤイヤでやってくれることも、息子には重荷になってしまうこともあります。
勉強をさせたいと思っても、勉強がきっかけで精神障害などの二次障害になっては元も子もないですから。息子は発達に偏りがあり、その特性から二次障害が出やすいタイプではないかと言われたことがあります。二次障害を予防するために家でできる事は限られるかもしれませんが、家庭でしかできないこともあると思います。
家庭でできる事は自己肯定感を上げていくことが大事だと思っています。あとは家庭(家族)が息子の安全基地となるように心がけています。
勉強も療育も親が「やってほしいな〜」と思う事は楽しく演出するように心がけています。
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