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発達障害グレーの子に親の先回り行動は厳禁!

発達障害の特性がある子では片付けが苦手だったり、時間管理ができなかったり、ぱっと見だらしない印象と受け取られる場合もあります。親もイライラしながら率先して手伝ってしまうのですが、これだと発達を促すことはできません。

1. 子供を伸ばしたかったら今すぐストップ!親の先回り行動

これは定型発達の子向けの育児本などでも言われていることです。 発達障害、特に軽度だったり、グレーゾーンだったりする子の場合は親が先回りしがちになってしまいます。

不安が強かったり、脳の特性から行動するまでに時間がかかったり。親も時間に追われているので、 ノロノロしている子を手伝ってしまいます。特に自分でやろうとしない子は、朝の支度なんか待ってたら遅刻してしまいます。

毎日、明るく声かけできればいいのですが、毎日「めんどくせー」「いや!」など否定的な言葉ばかりかけられると親側のやる気もなくなりがちに・・・イライラしながら、ついつい先回りが過ぎてしまうこともあります。

息子はお腹が空くのをわかっていても自分で食べようとしません。朝の急いでいるときは口に放り込むこともいまだによくあります。食べさせなければいいのですが、お腹が空いて幼稚園で癇癪を起こしてしまうのは避けたいです。朝は致し方なしと割り切ってしまう部分もあります。

ただし、一口でも自分で食べるようにも促し全て自力で食べたら、褒めたりご褒美をあげたりしています。ご褒美はグミ2粒だったり、小さいチョコ1つだったり、飴玉1個など小さなお菓子が朝の時間にすぐに対応できて、コスパが良いものを使っています。

時間がある時は好きな短めの動画1本OKなど、食べ物以外のご褒美も有効に使っています。

仕事してたり兄弟がいたりすれば、毎日のバタバタで先回りかどうか気がつかない場合もあります。私もついついやらかして「あ!」って気が付いた事がありました。

2. その行動は先回り?見極める方法はある?

先回りをしているのか手伝っているのかわからなくなってしまった時に私がしたことがあります。

それは、親がいない時に他の人にも同じ要求をするかどうかということ。

親にだけ「〇〇して〜〜」というのは、親に対して甘えているだけです。ですが、お友達や先生にも同じ要求「〇〇して〜」とお家と同じ態度なら、それは甘やかしと判断します。

息子の場合、甘やかしだったな・・・と実感したのは、歯磨きと食事。入園したての頃は食べさせてもらっていたそうで・・・・先生に「息子くんは、おうちでは自分で食べますか?」と聞かれ、これは甘やかしだ!と気が付いたのです。この2つは幼稚園では改善されています。

幼児期であれば、まだまだ改善できますから、親も手助けは程々にして自立を促さないといけません。
特に発達が凸凹している子は手先などが不器用だったりします。癇癪も起こしやすいですし、定型発達の子より時間がかかるため、親がついつい手を出してしまう事が増えます。

ですが、不器用のまま成長してしまうと本人のためにもなりません。療育でも手先を使うことをたくさんします。

発達障害は認知されども軽度やグレーの子は定型発達の子と同じフィールドで生きて行かざるを得ません。 そして親は寿命通りであれば先にこの世を去ります。 子どもが1人で自立して生きていけるように訓練をしていく必要があります。

生活の自立、身の回りの自立は幼児期にはとても大切な事です。少しずつでも自分でやらせるようにしています。

3. 適切な指示を適切なタイミングで出して、先回りを回避!

指示の出し方ってかなり難しいです。指示が命令になると、イヤイヤ期の子なんて「いや!!」って言うだけで終わってしまいます。先回りを回避しながら冷静に指示を出す事が重要になってきます。

まずは子どもの機嫌がいい時を見計って行います。

機嫌が悪いときは指示なんて通りません。親も無駄にイラつくだけで終わります。その親のイライラが子に伝わって嫌な雰囲気が漂い、子どもの発達にもよくありません。

特に初めて指示を出す事柄はタイミングが命!必ず子どもの機嫌が良い時に行うようにしています。

機嫌が良い時に行い、できてもできなくても必ず褒めます。特にできたら盛大に褒めます。できなくても、「頑張れたね!」「集中できたね」と声をかけることを意識しています。

息子自身に「できた!」「頑張った!」「挑戦した!」という小さな成功体験を積ませる事が自立への第一歩

息子の食事の場合は、自分で一口食べたら褒めました!最初は息子が好きで、食べやすいヨーグルトやプリン、ハンバーガーから始めました。

指示の出し方
「プリン買ったんだ〜」
「プリン食べてみる?」
「どのスプーンがいい?(スプーンを選ばせる)」
「自分で食べてみようか。」
と息子の反応を見ながら、ゆっくりしたタイミングで声をかけました。最初はこの会話で10分くらい時間をかけました。

最初はプリンを落としたりして怒っていましたが、食べにくいところだけ補助しながら、徐々に補助を外していきました。少しでも口に入ったら、「お口に入ったね!!」「きれいに食べられたね!」など褒めました。

自分で食べたいな〜と思うものから始めると褒めるタイミングも掴めますし、息子自身も「自分で食べた!美味しい思いができた」という二重にハッピーな気分になれます。

偏食やイヤイヤ期もあるので、あまり好きでないものは食べてくれませんが、すこ〜しずつ自立できてきているなと感じます。