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育児本が役に立たないと感じるワケと役立たせる方法とは?

巷に溢れる育児本や自己啓発本などのいわゆるハウツー本。なぜか毎回似たような本を買ってしまい、イマイチ役に立たなかったというならもしかしたら、読んだだけになっているのかもしれません。

1. ハウツー本が役に立たないと感じるワケとは

子どもの教育に関心がある親ほどいわゆる”ハウツー育児本”を沢山読みます。社会人の時にビジネス書は自己啓発書などを沢山読んできたタイプの人なら余計に育児のノウハウが書かれた本を手にとってしまうと思います。

私もこれまで色々な育児書、自己啓発書、発達障害関連書籍を読んできました。どの本も素晴らしく、読んでいる最中や、読んだ直後は「素晴らしい!」と感動しました。

しかし、実際、本を読んだだけでは何も変わりません本の内容は素晴らしいのですが、それを活かせていなくて、金と時間を消費(浪費かも)した結果となることもありました。

ビジネス書でもそうですよね。いったい購入者の何割がその本の内容を実行できたのでしょうか。

内容は素晴らしくても、結局活かせなければ意味がありません。それは受験生が絶賛されている良い問題集を買っても上手に活用できなければ、その問題集から十分に学ぶことができないのと一緒だと思います。

私がまだ仕事をしていた時に俗に言う「できる人」と出会うことも多々ありました。私が出会ってきたいわゆる「できる人」というのは、得た情報を自分に必要なところだけ習得し、自分のものにして仕事に生かすなど、十二分に活用している方が多いと感じます。

私は似たような本をたくさん読んできたのに全然活かせていないなぁとがっかりしたものです。

私がハウツー本を活かしきれていないと思う理由は、

・結局、内容を忘れてしまう
・同じジャンルの別作者の本と内容がごっちゃになる
・付箋を貼ってるのに、忘れてしまう
・最初から最後まで読んでしまう
・読んだだけで実行(アウトプット)ができていないから

だとわかりました。

特に読んで「あ〜素晴らしい内容だった!」で終わってしまうことも・・・
小説ではありませんので、よかったかどうかではなくて、どう活かしていけるかを考える必要があったんです。

必要な内容を落とし込んで、いつ、どうやって実行(アウトプット)するのかまでやって初めてその本の情報の価値を自分で活かせるのだと思います。

2. 育児書を上手く活用する方法

息子が生まれる前から、育児書などは読んできました。子を東大に入れたお母さん、ギフティッドの子のお母さんが書いた本、幼児教育の専門家が書いた本など沢山読みました。

私でもできることがあるかな〜と、お腹にいる息子に期待して、教えたらスポンジのように吸収していく息子を想像しながら、楽しいキラキラした育児を夢見ながら読んでいました。

息子に発達障害の疑いが出るまでは・・・

発達障害の疑いを持つ息子に勉強関連の本を読んでも無駄かなと思うこともありましたが、そうではありませんでした。

教育関係の本に加えて、発達障害関連の本という新しいジャンルを読み始め、息子には何が必要なのか、この本から息子を伸ばす為にできることはないだろうかと考えながら読むようになりました。

どんな本でも全ての人に全ての内容が当てはまると言うことは少ないと思います。
良いなと思ったところや、使えるなと思ったところは付箋を貼ってピックアップしておき、ノートやPCにメモしておきます。

私は忘れっぽいですし、後で本を読み返すのも面倒なので、必要な箇所はメモ形式で残しています。

ノウハウ系の本から得るのは自分にとって必要と感じる情報だけで良いので、不要なところは読み飛ばしていくようにしています。上手な方は「この本で言いたかったのはこれ!」と概要を数行でまとめられるでしょうが、私は文章まとめはうまくないので、必要なところは噛み砕いて箇条書きでまとめるようにしています。

私の場合は簡単な備忘録のようなメモとして
本のタイトル
著者名
内容抜粋
・〇〇するには、毎日XXをすると効果的である(例)

とメモ機能やアプリを活用して記録しています。

3. 必要な〇〇だけ集めて我が子オリジナルの育児書にカスタマイズ!

1つのバイブル的育児書があるならそれを軸にするものありだと思います。療育も教育も、方針がブレることが一番NGだと言われています。

私の場合は幼児教室で購入した本と数冊の本を軸にしています。ベースを幼児教室から購入したノウハウにして、そこに足りない部分を他の本で補うようにしています。

絶賛されている習い事や勉強法でも「これ、うちの子には合わないかも」というのもありますし、我が家では経済的に実践できない内容もあります。

例えば、一緒に習い事をしたり、コピー機を購入したり、ヨーロッパ史に出てきた〇〇を見に行こうかと頻繁に海外へ行ったり、ピアノコンクールにでるからと部屋を改装してグランドピアノを買ったり、教育に毎月数十万、数百万をポーンと出せるご家庭の方が書かれたような本では、我が家では到底真似できません。

ですが、全く無駄かというとそうではありません。何か工夫できることはないか、金銭的に負担がかからない範囲でできることはないか、などヒントを見つけることはできると思います。

発達障害関連や学習関連の書籍なら、数あるうちの2冊をメインテキストとして選び、そこに必要な情報を付け加えています。

私の場合は、教育情報と療育情報の2種類が必要ですので、それぞれベースの本やテキストを用意しています。それに、後から読んだ本などから必要な情報(一番重要だと思う部分のみ)をピックアップして付け加えます。

息子に必要な情報だけを集めて、カスタマイズして、息子オリジナルの教育(療育)方法にして、実行しています。

ピックアップした内容をメインテキストの関連するページに付箋で貼り付けたり、 メインテキストをまとめたメモアプリに追加情報として付け加えておきます。

途中で実行している内容が息子に合わなくなることもあるので、適宜見直ししています。

スマホやPCのアプリやOSをアップデートするように、息子への対応もアップデートしていく必要があると考えています。

子育てには正解はありません。正解がないから、毎年毎年似たような子育ての本が出版されているのだと思います。

特に発達障害の特性があると、定型発達の子より丁寧な育児が必要ですし、より多くの教育情報を整理してオーダーメイドにしていく必要があります。

毎日沢山のことはできませんが、これだけはやりたい!ということを一つずつ行い、慣れてきたら少しずつ増やしています。