発達障害グレーの息子が図形に興味を持つきっかけとなった知育玩具と図鑑
発達障害の特性がある子(特に自閉傾向)は数字好きが多いと言われますが、息子は数字よりも図形が好きです。1歳の頃からピタゴラスなどで遊んでいた影響かもしれません。
1. 特定の形にこだわるのはただの好みか発達障害の特性か
発達障害の特性があると特定のものへのこだわりが強く出ることがあります。例えば、換気扇や室外機などの回るものがよく知られています。
息子ももれなく室外機などの回転物は依存症かというほど固執しています。
他にも特定の形へのこだわりがあります。その時その時でブームになる形は変わっていますが、図形的なもの、幾何学的な模様に興味を示すことが多いかなと感じます。
彼が好むのは左右対称のものが多く、平面的な形、立体的な形、どちらも対称的な形を好んでいました。
最初に買い揃えた知育玩具がどれだけ息子の図形好きに関係しているのかはわかりませんが、与えていなかったら興味も持たなかったかもしれませんし、「こだわり」として自ずと興味を持ったかもしれません。
知育玩具は図形や立体感覚を身につけられるような定番のものを選びました。折り紙も優秀な知育玩具として知られていますが、息子は赤ちゃんの頃から折り紙には興味を示しません。
鶴などを折っても握りつぶされたり、破かれたりしてしまいましたので、折り紙はあることはあるものの、幼稚園以外では使っていません。
似たような効果が期待できる(図形に強くなるなど)知育玩具でも、子どもの好みやその時の気分などで手に取るのが変わってくるので、数種類用意して置いています。
特に発達が凸凹している息子は松ぼっくりは数えるけど、どんぐりは嫌がって数えないなど、変な所で微妙なこだわりを出してくるので(しかも気分によって変わる)、似たような玩具を複数用意せざるを得なかったのです・・・
購入してきた知育玩具
(1)積み木
知育玩具の定番ということで、0歳の頃に最初の積み木を買いました。一番最初に買ったのは舐めても大丈夫なように、白木の積み木で日本製の『寄木の積み木』という箱入りのもの。違う木を使っているので、様々な木材で作られているので、皮膚感覚を刺激できると考えました。
結構な値段しましたが、木材の名前も書かれているので、大きくなってからも実際の木を見ながら、木材の材質についての勉強に使えるな〜と思っています。
積み木は箱がある方がパズル的な楽しみ方もできるので、箱ありで買っています。我が家で購入している積み木は、
・『オークヴィレッジ 寄木の積木(木箱入り) 出産御祝にも喜ばれる木のおもちゃ 木目 無塗装 木箱外寸 縦21×横27×高さ7cm 02121-00
・『くもん クリエイティブつみき 112』
・『図形キューブつみき
積み木はちょっと遊んだくれたのですが、夢中に遊んではくれませんでした。ちょっと触っただけで崩れてしまうのが許せないみたいでした。
クリエイティブ積み木は2箱も買ったのに、全然やってくれなくて、1つしか開封していません(涙)。
ただ、キューブ積み木だけは好きみたいで、「キューブリックやるの!」と出して遊ぶことはあります。(なぜ世界的有名監督の名前で呼ぶのかは不明ですが、キュービックって言いたいのはわかります。)
(2)ピタゴラス プレート
一番最初に購入した知育玩具らしい知育玩具です。1歳半から使える知育玩具として有名ですね!知育系のブログでよく紹介されていたことも購入のきっかけとなりました。
我が家ではピタゴラスは数種類追加で購入し、まだ使ってはいませんがピタゴラス問題集も購入しています。
立体的な形を作れるようになったのは3歳ちょっと前くらいだったと思います。
『ピタゴラス® BASIC ひらめきのプレート [1歳半] から 遊べる つくれる ひらめきが育つ
(3)ゲオマグ
これも定番ですね。我が家では『ゲオマグパネル』と『ゲオマグ プロ パネル』の2種類を2箱ずつほど買いました。これも種類があるので、ピタゴラスのように買い足していけますが、プロパネルとゲオマグパネルは大きさが違います。
プロの方が短いので、上級者向けのようです。2種類買ってみたのですが、子どもは普通の(大き目の)ゲオマグパネルで十分だと思います。小さいのは夢中になってきたら買ったほうが経済的かもしれません。
マグネットは強力なのに、パネルなどをはめるときは力をコントロールしないとバラバラに崩れてしまいますのでハマれば、手先の発達や集中力も鍛えられる知育玩具です。
ちなみに年少の息子にはまだ上手く扱えません。やりたがるのですが、ひっつきすぎて、息子が「きぃぃぃぃー!!」って癇癪起こすので、偶にしか遊んでいません(汗)。
もう少し大きくなって手先が発達してきたら遊べるようになるのかもしれませんね。
『ゲオマグ パネル 114 463
『ゲオマグ プロ パネル222 895
(4)算数図鑑
小学生になったら読めばいいやと本棚に入れていたのを取り出していつの間にか見ていました。
この本は仕掛け絵本のようになっています。そして対象は小学生なので、当時2歳くらいだった息子は見てはいたものの、仕掛けがうまくだせず癇癪を起こしてビリビリに破いてしてしまいました。
修正テープで補正しました・・・
この図鑑は小学生が「あれ?」って勉強が分からなくなった時に見ると非常にわかりやすいですね。私が小さい時にこの本に出会えていたら、算数嫌いにならなかったかも・・・・そう思わせてくれる図鑑です。
足し算、引き算、掛け算、割り算、分数、図形など小学生で習う算数の概念がわかりやすく載っています。
分数は躓きやすいと言われていますが、身近なもので幼児の頃からでもしっかり身に付けることができます。
『さわって学べる算数図鑑
(5)NEO図鑑『岩石・鉱物・化石』
私が石が好きだったので、一緒に楽しめたらいいな〜と思い買った図鑑です。
ちょうど息子が私の持っているパワーストーンのブレスレットに興味を持ち(あれ丸くしてありますからね)、「これなんだろうね?」と頻繁に言うようになったので、石の図鑑を一緒に見たりして使用しています。
図鑑には石の結晶も載っているので、そこで様々な図形に触れました。石も立体的な図形ではありますし、鉱物は身近になくても、パワーストーンのショップに行けば(ネットでも)、ものによっては安く購入できます。
本物を見ると子どもの興味や好奇心が強くなると感じています。実際に鉱物ってすごく綺麗ですしね。残念ながら、ダイヤモンドは婚約指輪についている米粒より小さいものしかありませんが(笑)、それでも実物なので、キラキラ感は見ることができますね!
『小学館の図鑑 NEO 岩石・鉱物・化石 (小学館の図鑑NEO)
2. 本人の好奇心とおもちゃが一致した時が知育の最大のチャンス!
息子が図形好きというのも、身近にある形(建物や箱、葉っぱなど)を図形(立体や平面)として意識しながら、声をかけていたからかもしれません。
「これは三角形に見えるね」「これは前から見ると、四角いね。横から見ると長方形に見えるね。」などさり気なく図形で観察するような言葉がけをしました。
息子を観察していると、基本的には円が好きですし、もともと形自体にこだわり(興味)があるのだと思います。
特定の形への執着は赤ちゃんの頃からです。最初は太陽が好きでしたが、今は月が大好き。特に満月はお気に入りです。(月がみえないと癇癪起こして困りますが・・・)
次の買い物は天体望遠鏡になりそうです。
興味を示した時が楽にできる知育チャンスだと思っているので、本人が興味を示したら関連したおもちゃや本を買い足すようにして、知識の幅を広げたり、深めるようにしています。
興味のあるものはスポンジのように覚えていきます。息子は言葉的には間違うことがあるのですが、直感的に覚えていることも多いと感じます。
3. 興味がなさそうでも見えるところに置いておく
何に興味を持つか分からないからこそ、色々と試してきました。
息子は積み木はあまり興味が湧かなかったのか、殆ど遊んでくれませんでした。崩れやすいので、力加減が苦手で短気な息子にはイライラしてしまって、苦痛なのかもしれません・・・
また興味が出たら遊び始めるかもしれないので、見えるところに置いています。その時その時で遊びの興味も変わったりします。
これは絵本でも、図鑑でも「遊んで欲しいな〜」「読んで欲しいな〜」と思うものは、とりあえず見えるところ、手が届くようなところに置いておくようにしています。
ふとした時に「ちょっとみてみようかな」「ちょっと遊んでみようかな」と思ってくれればラッキーですね。
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