発達障害グレーの息子が分数に興味を持った時に買った知育玩具
まだ足し算もやってない息子ですが、分数には興味があるようでしたので、分数が学べるものを購入しました。
1. 分数に興味を持ったきっかけは図形?
私の想像に過ぎないのですが、息子が分数に興味を持ったきっかけも多分最初は図形として認識したからじゃないかな〜と思います。
形は積み木やぬいぐるみなどの玩具を手で触って、目で見て、と赤ちゃんの頃から触れる機会が多いものです。
算数の中では視覚的、感覚的なアプローチをすることで図形のセンスも身につけられると思うので、ピタゴラスなどの図形を楽しく遊べるおもちゃは優先して購入しました。
数字にはあまり興味がなかった息子でも、特定の形へのこだわりは強かったので、そのこだわりから図形に繋げ、図形から分数に繋げる働きかけをしてきています。
おままごとのセットや本物の果物や野菜を切って、断面を見せたり、断面も切り方によって変わることも話しながら、実践して見せています。
ピザやホールケーキを切った時には形に加え、分数の概念も教えてきました。
分数は別に丸くなくてもいいのですが、円を使って説明しているものが多いのと、『算数図鑑』でも円での説明が豊富にあったので、丸っこいのを使おうと思いました。
息子はピザやケーキが好きなので、食べ物には食いつきました。「こうやって切るとね、半分になるよね。この半分の方は1/2とも言うんだよ。1/2と1/2とくっつけると1個のケーキに戻るね。」など食べ物で簡単に説明をすると夢中で聞いてくれました。
2. 身近なチーズから分数へ繋げるアプローチ
ピザが好きな息子はもちろんチーズも大好きです。とろけるチーズ、さけるチーズの味が好きなようですが、形的に食いついたのが、6Pチーズとカマンベールチーズです。
カマンベールチーズは大人が食べていたのを食べたがっていたので、幼稚園入園後に少し与えるようにしました。カマンベールチーズはチーズそのものの味(柔らかさ)とチーズが入っている円形のカップが好きなようで、「カップ!チーズのカップ!」とカップを欲しがります。
カマンベールチーズも個包装のものがありますが、我が家では丸いものを買って切り分けています。塩分も高いので、「1/8くらいね〜」と少量になるように気をつけています。
6Pチーズは箱も丸いですし、中のチーズも丸い円形のチーズが扇状に分割されていて便利です。
カマンベールも美味しいのですが、教育と療育の両方を考えると息子に与えるには個包装のチーズが好ましいのです。
箱を開けると綺麗に6等分されたチーズが個包装で入っているので、分数の説明がしやすいですし、チーズのアルミの包装を剥くことで指先のトレーニングにもなります。
発達障害の特性で息子は手先の発達がゆっくりしています。ですので、日常生活で指先を使うようにしています。紐通しなどでも良いのですが、お菓子など、自分の好きな食べ物だと自分で率先して食べてくれたりするので、好きなものを通して発達を促しています。
6Pチーズは値段的にも買いやすいですし、食べて栄養が取れるし、分数や図形の勉強もできるし、手先を使う療育的トレーニングもできるので、私にとっては本当に助かるアイテムです。
ちなみに同じメーカーの同じチーズ(特売だったので買った)でも、長方形の形だと「四角いチーズ嫌!」と謎のこだわりを出してきて食べてくれないこともあります(涙)。
そういう時は四角いチーズを三角に切ってみたり、型抜きしたりして工夫すると食べてくれたりします。
3. 身近なもので分数に触れてから買った『分数パズル』で知育!
手作りもできそうな分数パズルですが、私は購入しました。くもんの分数パズルです。
・1〜1/12までの分数パズル(1/11はありません)。
・パズル分の枚数の分数カード(1/2は2枚、1/12は12枚。1/11はパズル自体がないので無し)
・パズルをはめる型2つ
・説明書
・分数の表(ポスターみたいなもの)
・パズルを入れる収納用のビニール袋
が入っています。
このパズル、買ってすごく正解だな!と思ったのは付属のカードです。
このカード、分数以外の割合も書かれているんです。それぞれのカードに分数の図、分数、少数、歩合、百分率が書かれています。
小学生ではこんがらがってしまうこともありますが、そこをわかりやすく、一目で見て混乱せずに覚えられるような工夫がされているカードだと思います。
パズルとして遊べるので、1/4と1/8のピースなど違うものを入れて1にしていくことも可能ですし、そういう遊びを通して分数の概念を楽しみながら身につけられると思います。
毎日するわけではありませんが、息子はこのパズル好きみたいです。「ピザみたい〜」と言いながら、食べる真似してははめ込んでいますし、「時計みたい〜」と言いながら、くるくると回転させてもいます。
今後小学生に成長した後、分数で躓いた時にも復習として使えるし、「あ〜分数ってこういうことか」と目で見て納得しやすいですね。長く使えるのでコスパもいいと思います。
分数パズルは、元の箱だとちょっと大きすぎるので、100円ショップで買ってきたカードケースと厚めのB5のプラスチックの書類ケースで保管しています。
4. 言葉が遅いからこそ直感的なアプローチで知育する!
発達障害グレーで言葉の遅い息子は、小難しい理論などを言っても理解できません。また、私も算数は苦手な科目でしたから、小難しい説明などできません(笑)。
工夫された知育玩具を使うことで、子どもにも視覚的に説明ができます。また、「へ〜!こうなるんだ〜」と親が大げさに発見して(理解できて)嬉しい!という気持ちを示すようにしています。
息子は根気がなくてキレやすい(短気)なので、起こりっぽさをなくすためにも親がまずウンウンと考えてあれこれやっている姿を見せるようにしています。
療育も勉強も苦痛だと感じるとやらなくなってしまいそうなので、いかに楽しくできるかを常に考えるようにしています。
分数は身近なものを使うこともでき、幼児期でも視覚的に理解しやすいと思っています。
言葉が遅い息子でも、分数は数というよりは円という図形(パズルや絵、食べ物)を使えば、目で見ながら(時に食べながら)、比較的簡単に習得できる単元だな〜と実感しています。
分数に関しては図形好きな息子本人の興味とリンクしたことも大きいと思うので、息子の興味から学習面へ上手に紐づけられるようにできたらいいなぁと思います。
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