衝動的な子の絵本の読み聞かせには欠かせないモノとは?
手先が十分に発達していない乳幼児は絵本を破いてしまいがち。特に衝動性があったり、雑に扱う癖があると丁寧に扱えても破きます。そんなときのお助けアイテム。一度買ったら手放せなくなりました。
1. 絵本を破いてしまうのは発達障害の特性か性格か
絵本や図鑑はいいお値段しますね。破かれてしまうと嫌な気分になります。
赤ちゃんならまだ「赤ちゃんだから・・・」という理由が納得できます。また、赤ちゃん向けの絵本はボードブックなど厚手の絵本も多いので、そういう絵本を購入して絵本をめくる練習をさせました。
他の方の育児ブログなどで見た、赤ちゃんの時に絵本をビリビリに破いて遊んでしまうことはありませんでした。
しかし、2歳過ぎてからも手先の発達が遅れていたこと、衝動性や多動性、不注意などADHDが疑われるようになってから、絵本も破かれてしまうことが多くなりました。
息子の場合、絵本や図鑑などを破く時は故意に破くというより、
・ページが上手くめくれず、癇癪を起こして破いてしまう
・指先の力の加減が上手くできずに、破いてしまう
・図鑑など開きっぱなしで床に起き、踏んで破いてしまう
・図鑑などを床に置いて、踏みつけたり、台のように使ってしまい、本のページに無理な力が加わり、本を閉じている糸や糊が取れてしまう。
ということが多いです。
本棚にしまってくれればいいものの、開いたら開きっぱなしで次の行動をするんです。私が閉じてしまうと怒ることもあるので(多分まだ本人は見ているつもり)、見守るようにはしていました。
しかし、こう幾度も本をぞんざいに扱われるとイライラします。修正する気持ちも失せてしまうほど本が破損してしまうこともあります。
ですが、ここで本を捨ててしまっても知育面から買いなおしてしまうし、「破けたら捨てて新しいの買えば良い」と息子が学習したら厄介なので、本は修正して使うようにしています。
2. 欠かせなくなった本のアイテム
我が家ではほとんどの場合、破けた本は絵本の修正テープで修正しています。セロテープは絶対に使いません。
私は近くに大きな文房具店などがないので、ネットで購入しています。私が買っているのは、3cm幅の物です。これが一番使い勝手が良いかなと思います。
このテープは安くはないですが、決して高い値段ではありません。そしてとても頑丈です。
息子は粗雑な扱いをするので、図鑑はすぐ真ん中の綴じているところがすぐに外れてしまいます。このテープでページごとがっちりくっつけて使用しています。
家で使うものですので、安価に入手できるセロテープやメンディングテープなどでも良いかとは思いますが、絵本を長期的に保存したいと考えるなら、絵本の修正テープを使うのが良いと思います。
また、セロテープやメンディングテープは基本的に細いものなので、幅も強度も図鑑の修正には適さないと感じました。
修正は子どもではなく、大人がやった方がいいです。この絵本の修正テープは粘着力があるので、貼って剥がすのは厳しいです。ほぼ一発勝負です。一気にまっすぐ貼ろうとしてヨレたり、曲がったりと、失敗もたくさんありますが、読めないことはないので(笑)。
私がわざわざ専門のテープを使っているのは、息子に「絵本や図鑑は大事なもの」「絵本や図鑑が破けたら、特別なテープで直す」ということを教えるためというのもありますが、
そこにあるもので安易に直すのではなくて、「どうやったら、そのものが一番良い状態で修復できるのか」まで考えて行動してほしいからです。
息子の場合は衝動性もあるので、思いつきでやってしまいかねません。ですので、何か大事なこと(特に取り返しがつかないこと)をする前に一度立ち止まって考える癖をつけてあげたいと思っています。
子どものうちは上手にできないかもしれませんが、日々積み重ねていくことで、将来的に響いてくるのではないかと思っています。
3. 余談:図書館で借りた本を破いてしまった場合、自分で修正して返却するのはNG!
息子は赤ちゃんの頃から図書館で本をたくさん借りてきました。図書館から借りた本は私が管理して、息子の手の届かないところで保管していました。
読み聞かせの時だけ、取り出して読むようにしています。
しかし、図書館で借りた本を破いたことが2回ほどありました。
この時は図書館に事情を話しました。息子が破いた箇所を教えました。その時に、弁償かどうかは図書館員が判断して、教えてくれます。
この時に「絶対に自分で修正しないで、汚損、破損の時は図書館に相談してください」と言われました。
大抵の人はセロテープを使ってしまうのです。セロテープは劣化が早く、数年も経てば、テープが劣化して破けた箇所が再度破けますし、テープの糊が茶色くシミのようになるので紙自体も汚れてしまいます。
実際に素人が補修した絵本を借りてしまって、中身の確認を怠ってしまい、実際読もうと思ったら、ボロボロと古ぼけたセロテープのカスがこぼれ落ちてきて、ページも崩壊しそうで、とてもじゃないけど読めなくて返却時に図書館の人に伝えたことはあります。
メンディングテープはセロハンよりマシですが、それでも長期保存には向きません。
では、修正テープ持ってたらなおしていいのかと言われたら、これもダメです。修正は図書館の人の方が慣れているので、「自分で直して」と言われない限り、図書館の人に任せるのが正解です。
弁償すべきかどうかは図書館の人が判断しますが、少しの破け程度は修正できるので大丈夫みたいです。
図書館で働いていた母に聞いたら、汚損(水に濡れてしまった、泥に落としたなど)は弁償になることが多いみたいです。
その時も、図書館から同じ本を弁償するのか、廃番の場合は別の本を指定させるそうですので、勝手に買っても受け取ってもらえないかもしれません。
自分は破いていないけど、借りた本が破けていた場合も図書館の人に伝えるようにしています。自分が破いたみたいに思われるのは嫌ですし、直せそうなら直して欲しいですしね。
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