子ども用障害保険は発達障害グレーでも加入できる?
もし、自分の子が誰かを怪我させてしまったら?息子が幼稚園に入園したら、加入しようと思っていた傷害保険。しかし、息子に発達障害の疑いが出た時に障害保険に加入できるのか不安になり、調べて無事加入することができました。
1. 我が子が加害者に?!加害者になる一番のケースとは・・・
未成年で加入する率の高い保険は自転車保険ではないでしょうか。
小学生以降になれば、自分で自転車に乗り、行動範囲も広がります。また、運転も慣れてくるせいかスピードをだして乱暴な運転をする子もいます。
自転車の運転では、多くの親は「車に気をつけて」「横断歩道はよく見て渡って」など、我が子が被害者になることを恐れて、口酸っぱく注意することが多いと思います。「人にぶつからないように気をつけて!」と我が子が加害者にならないように声を掛ける親はあまりいなかったと思います。
しかし、昨今、自転車を運転する小学生や高校生の子が事故の加害者となり、高額な損害賠償を請求されてしまうニュースもありました。
特に被害者側に重大な後遺症や死亡事故となってしまうと、大変なことになってしまいます。
最近では、自転車保険に加入するよう勧める動きもありますし、自転車保険加入が義務化されている自治体も増えてきました。
子どもというのは、好奇心も旺盛です。特に息子のようにADHDの特性があり、不注意傾向が見られ、衝動性もある子ですと自転車以前に「触ってほしくない」ものを触って壊してしまって、弁償というケースもあります。
実際にスーパーで商品を落としてしまったり、ベタベタ触ってしまい、何度か買い取ることもありました。
パニックになったり、不注意傾向でお友達に怪我をさせてしまったりする可能性もあります。発達障害がなくても、幼児はまだ周りを見渡す力が弱いですから、悪気がなくても大きな事故を起こしがちです。
私は息子が悪気がなくても加害者になってしまうのではないかという不安から、息子が2歳になる前から子どもが入れる傷害保険を調べてきました。
2. 発達障害の特性があっても入れる子ども向けの保険は?
息子の発達障害を指摘されたのが2歳になった頃。発達障害の特性について沢山調べました。
「息子が幼稚園に通い始めたら、母子共々、迷惑がられるのかな・・・」
「毎日謝罪行脚で精神崩壊して、ニュースに載るようなことになるのかな・・・」
発達障害っぽい子が通常の幼稚園や習い事にいる場合の保護者の本音を調べれば調べるほど、追い詰められた気持ちになりました。
叩いてしまうのは仕方がないとは思えませんでした。ですので、息子が加害してしまった場合を想定して息子のような発達障害グレーゾーンの子でも加入できる傷害保険を探しました。
発達障害や知的障害児向けの保険で有名なのは「ぜんち」の保険ですね。発達障害のある子の中には、パニックが起きると暴れてしまう子もいます。力の強い子はパニックで振り回した手が物に当たって壊してしまうこともあります。
人が怪我しないだけましかもしれませんが、物によっては大金を支払うことになってしまいます。
息子の場合はパニックで暴れるということはないのですが、楽しくなると手をバタバタ振り回す癖がありました。
幼稚園に入園した時に、手を振り回してお友達に怪我をさせてしまったらどうしよう・・・・とすごく不安になり、息子のような子でも入れる傷害保険を探しました。
ぜんち共済という障害者向けの保険は有名ですね。2020年現在は満5歳〜満74歳まで加入できる「ぜんちのあんしん保険」と満5歳〜満18歳まで加入できる「ぜんちのこども傷害保険」があります。(前に見たときは18歳までのしかなかったと思いますので、加入範囲が広がったようですね。)
この保険ですが、加入条件が障害のある方(またはその家族)か特別支援教育を受けている子が対象です。
特別支援教育が特別支援学校のみなのか支援級や通級も兼ねるのかは問い合わせていないのでわかりませんが、そもそも年齢が満5歳ではない息子は最低限の加入条件を満たしていないので加入することはできません。
そんな中、息子が加入したのは「園児総合保険」です。ひとまず資料を請求し、加入条件などに目を通しました。
その後、メールで加入前に「発達障害の疑いがあると言われているが加入は可能か」どうかを問い合わせ、加入することになりました。
3. 子どもの保険の前にまずは大人の保険をチェック!
親が傷害保険に入っていれば、家族もカバーするものかどうか確認しておくといいですね。また、火災保険や自動車保険などのオプションで追加できる場合もあるようです。
保険もダブって入ってしまうとコスパが悪いです。夫も無駄な保険に入りまくっていたので(勧められるがまま入ってしまったそうです)、必要最低限に絞りました。
我が家の場合は、安価で入れた園児総合保険のほうが良いと感じたので加入に至りました。これで自転車保険分もカバーできますし、今後のことも考えて成人するまではお世話になりたいと思っています。
傷害保険は使わないに越したことはありません。事故の加害や被害の当事者になってしまわないように日頃から気をつけるように伝えていくことも大切ですね。
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