頭足人から進化!発達凸凹男児の絵の発達
夫も絵が下手なのですが、輪をかけて下手なのが息子。幼稚園で絵を描くようになり、その変化を見ると成長が感じられます。
1. 狂気を感じる・・・息子が描いた絵
自閉症の子が描いた絵が話題になったりしていますよね。発達障害がある子は芸術性に長けているように書かれたニュース記事を見ると頭にきます(笑)。
息子?絵から狂気しか感じない・・・
そもそも我が息子は手の力が弱く、お絵かきも嫌い。クレヨンなどでもほとんど遊びませんでした。
腕の発達が遅いので、先端の手指の発達も遅れています。微細運動(手先を使う作業)が苦手なタイプです。
そんな息子も幼稚園に入り、園内限定ですが、絵を描くようになりました。
お友達の影響が強いようで、お友達が描く絵をチラチラ見ながら描いているようです。
そんな息子も幼稚園に入園し1年が過ぎました。
2. 絵の進化に感動した1年後
お絵かき自体は満3歳児クラスの頃から行なっていました。
息子の幼稚園では作品展が1年に1回あるのですが、満3クラスの時に1回、年少の時(今年)1回と合計2回ではありますが、参加できました。
一番最初に参加した時、息子の絵はクラスの中で誰よりも下手でした。特に人物や物体を描くのが苦手だったようです。模様を作るのは嫌いではなさそうですが、「〇〇と描こうね」だとイメージがしにくいみたいです。
1年後、再び訪れた作品展。
正直あまり期待はしていませんでした。いえ、「今回の狂気っぷりはどうかな」とある種楽しみにしていたかもしれません。
絵が上手くなくても、算数の図形がかければいいやとしか思っていないので・・・
すごく進化しています。4月から描きためた絵や工作を展示していましたが、期待以上の仕上がりでした。
頭足人(頭から手足が生えた人物画)から、胴体から足が生えている絵に進化もみられました。
実際には人間ではなく節分の鬼を描いたのですが、それでも人型のキャラクターの進化は驚きです。
また、家族の顔の絵も1年前と比べると驚くほど進化していました。目と鼻と口がある!
先生もとても感動したみたいでしたが、息子の場合は先生の指導の賜物だと思います。
3. 苦労する分、少しの成長が大きな喜びとなるのが発達凸凹の育児
発達障害傾向のある子の子育ては想像を絶します。グレーゾーンの子は見た目では余計にわかりにくいとい特性です。特に幼少期に超活発で問題児扱いされてたような大人であれば、「子どもなんてそんなものでしょ!」で終わってしまいます。
特に多動傾向が見られる子は、体力も精神も削られます(実際に私はストレスで心身ともに不調をきたしているので)。親は周りに気を使ってばかりなので、他人との接触は常にストレスに晒されます。精神は崩壊寸前まで追い詰められることもあります。
しかし、大人が適切に関わってあげれば、発達障害傾向がある子でもしっかり成長していることがわかります。
成長が見られないと先生も指導に自信をなくされてしまったり、親も子の成長を諦めたくなったりしてしまいがちですが、作品は目で見られる成長の証です。
過度な期待がないため、「まさかこんなにできるとは思わなかった!」という大きな喜びを実感できるのも発達凸凹の息子の育児なのかもしれません。
息子の場合は幼稚園で本当に成長したと感じます。家で私1人だけだったら、こんなに成長はさせられませんでした。
園や先生達が熱心にご指導してくださったこと、風変わりな息子でもお友達が可愛がって接してくれたことが大変ポジティブに働いて発達が促せたと思っています。
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