リタリコジュニア(療育)を見学
先日、リタリコジュニアの教室を見学しました。リタリコは自費オンリーかと思ってたのですが、受給者証枠があったので、空きのある教室の見学をしてきました。
1. 首都圏の療育機関は満席状態!お金があるなら自費で!
2021年現在、通所受給者証を発行してもらってからの未就学児(幼稚園年少〜年長)の療育は無償化の対象になっています。
そういった背景もあり、療育を希望する親子が多く、激戦区では何年待っても受けられずに就学を迎えてしまう方もいます。
発達障害の疑いを持たれ、療育待機というのはなかなかつらいです。
一般的に療育を受ける場合、自治体が費用負担している福祉枠で通所する場合がほとんどです。
しかし、この福祉として療育を利用する場合、1歳半から発達相談しながら療育枠を抑えていかないと利用したい療育機関を利用したい時期に利用できないという状況が発生します。
療育機関もピンキリですし、合う合わないもあります。どこでも良いわけではありませんが、保育園の待機問題と同様、もう空きがあれば・・・という感じになってしまいます。
今の居住地の近くにも療育機関はありますが、すでに満員。
バスで10分くらいのところにもリタリコジュニアの教室があるのですが、そちらは福祉枠(通所受給者証が必要な療育)は満員で1年以上は待機でした。
しかし、高額な自費枠(自費負担のため受給者証不要)なら空いていました。
受給者証枠で通える療育機関がなく、月に10万くらいは余裕でお金かけられます!というご家庭なら、受給者証枠待機リストに載せてもらって、待機期間は自費の療育に通うという方法もとれます。
リタリコジュニアは2つのオプション(自費or福祉)があるので、自費療育で通って空きが出たら受給者証のクラスに転入するという流れも勧められました(金銭面の負担が大きすぎるので自費枠は断りました)。
我が家は幼児期からじゃぶじゃぶお金をつぎ込めるほどセレブではないので、受給者証枠で入れなければ、家庭でできる範囲の療育しか選択肢がありません。
自費負担の転勤さえなければ、2年くらい自費療育もできたかな〜と(本当に転勤の手当が出るまでは引越し貧乏してました)。
2. スムーズに療育を受けたい時!療育までの流れ
我が家の場合は以前療育を受けており、すでに市の保健課では引き継ぎがされていますので、0スタートではありませんが、ほぼやり直しでした。
(1-a)児童精神科または市の療育センターで医師、専門家に相談。
(1-b)療育機関を見学し、枠があれば押さえておく。
(2)医師や心理士などが「要療育」と判断した場合、意見書や診断書を書いてもらう。
(3)市役所の保健課や福祉課など療育担当部署に連絡し相談と手続き。
・自治体によっては予約が必要な場合があるので、事前に電話で連絡しておく。
・XXという療育機関に●月から通所したいと、具体的に伝える。
(4)受給者証発行後、通所開始。
今回はこんな流れになります。
早く療育を受けたい場合は、同時進行で行いました。万が一受給者証が取れないという場合は、リタリコはキャンセルですね〜。
お役所関係は時間がかかるので、病院、療育機関、役所と進歩状況を何度も電話で連絡したりして面倒ではありますが、さっさと終えて次に進むことが親の精神的にも楽になります。
経験上、待機している時ほど辛いものはありません。
3. リタリコジュニアの見学と感想
見学は夫も含め、親子3人で行きました。
説明は1時間程度で、リタリコの説明や療育までのプロセス、親の希望(どういう困り感を減らしたいか)空き時間の確認などの事務的な説明を受けました。
見学の前日までに、リタリコから送られてくるフォームに記入して送信しておく必要があります。出来るだけ詳しく書いておくと、どういった療育のコースが向いているかの方向性がスムーズに決まります。
リタリコさんの教室では幼稚園への訪問指導サービスも行なっているそうで(幼稚園によってはNGというところもありますが)、幼稚園の名前や教育方針、発達障害児受け入れに対しての園の方針などを聞かれました。
その間、息子は作業療法士さんらしき先生と一緒に別の部屋で簡易的な体験授業で遊んでいました。
マジックミラー越しに息子と先生の様子を伺うことができます。
今までの療育とは違い、親子で一緒にやるタイプの療育ではなかったです。
椅子に座ってハサミでちょきちょきと紙を切っていた息子の様子を見た夫は、非常に感動して涙目になっていました(笑)。
4. グレーゾーンは受給者証は取得が難しい?!首都圏の療育事情
これは児童精神科で言われたことなのですが、「療育を受ける際に受給者証申請の時に医師の診断書または意見書が必要なことがある」ということ。
広島では、市の発達相談からの流れで療育を受けましたが、医師の診断とか言われなかったので驚きました。
人口も多い首都圏だし、療育を希望する人も多くて発達障害(疑い)が増えているのかな・・・とも思ったのですが・・・
どうやら療育を受ける必要が全くないのにも関わらず、療育を不正利用した例があったようで、そこから本当に必要としている人のみが利用できるように厳しくなったのだと思います。
療育では粗大運動、微細運動などもしてくれますから、箸のトレーニングとか面倒だから療育使ってやらせちゃえとか、リトミックのようなこともするので、幼児教室がわりに安く利用してやろうと考えた人がいたのでしょうね・・・
無償化の対象になったというのも大きいかもしれません。
医師の診断書や意見書などは児童精神科や発達クリニックで取得するのですが、民間の医療機関も発達障害関係は枠が取れません。私は奇跡的に新規オープンのクリニックに滑り込めましたが、1箇所は予約時間内の電話受付すら繋がりませんでしたからね。
初めて発達相談をする場合は、市の発達相談を通して、市の療育センターの医師に診てもらうのが一番確実かと思います。受給者証を発行するのも市役所ですから、連携もとりやすいと思います。
5. とりあえず週2で始めるけど、今回の療育は修行
今回の療育は自宅から電車と徒歩で40分かかります。週2回ですが、内1日は15時からなので、幼稚園は早退していく形になります。
早退はいいんです。ただ、何より幼稚園が遠い!!便が悪い!
家から幼稚園までの交通網がバスしかなく、バス停も家の近くにバス停がありません。
家が駅からも遠いのでヘルニア持ちの交通弱者には拷問かと思うくらい不便です。
早退する日は、最寄駅(K)まで早足で20分歩き、駅(K)から幼稚園行きのバスに15分乗り、幼稚園近くのバス停(B)で降りて園まで10分歩き、息子をお迎えしバス停(B)に10分歩き、またバス15分に乗り、駅に行きます。
そして駅から電車に乗り10分。駅(S)で降りて療育機関まで10分歩きます。
広島での療育が幼稚園からも近くて徒歩でスーッと行けたので、この移動距離と複数の移動手段に戸惑っています。
受験用の有名進学塾ならわかるんだけどさ・・・
小1時間の療育のためにこの距離か・・・と戸惑います。
療育週2のうちもう1日は16時からなので、15時に園バス降りたら、ダッシュで駅に向かい、電車に乗ります。
1枠から2枠に増やすのは空きがないので無理と言われましたが、減らす分には可能なので、体力的にきつかったら減らそうと思います。
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