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発達凸凹息子、幼稚園で加配がつくことに・・・

加配という言葉、あまり馴染みがないかもしれません。補助の先生が1人ついてくれるというとわかりやすいでしょうか。正直ちょっとショックを受けました。

1. 加配がつくことになった

息子が今の園に転入してから1ヶ月以上が経ちました。

先日、副園長と面談をした際に、「息子さんは加配をつけてケアしたほうが伸びると思います。」と言われました。

市に申請する書類(同意書のようなもの)を書き、渡しました。

息子はまだ診断は降りていませんが、

・発達外来に通院し始めたこと
・受給者証を申請し、療育に通所してきたこと
・転園2ヶ月がたった現時点でも、ほぼ1人の先生がつきっきりで補助をしていること

などから、園側が加配をつけたほうが良いと判断をしました。

少なくとも息子の園では加配は強制ではありません

加配は断ることもできますが、現時点で補助の先生を独占してしまっているようなので、加配としてつけられるならつけたほうが、気分的に楽になるのでつけることにしました。

加配をつけたからと言ってデメリットを被るわけでもありません。療育手帳の申請や医師の意見書なども不要でした(これはすでに療育に通所しているからかもしれませんが・・・)。

息子の通園している園はインクルーシブ教育を謳ってるわけではありませんが、軽度の発達障害やグレーゾーンで療育に通所している子も多いです。

発達のことで入園拒否された私個人からは、なんとなくインクルーシブ教育っぽくみえる園です。

加配もつけている親御さんも他にいらっしゃるので、手続きも慣れたものでした。

2. 加配の先生をつけることで公平な教育ができる!?

加配がつく・・・ということは、息子はかなり重度なのではないかとモヤモヤしてしまったのはいうまでもありません。

加配がつかないというのは、集団指示に渋々でも従える・・・ということですから・・・

前の幼稚園は小規模だったことやのんびりした雰囲気の小さな園でしたので、加配の話は出ませんでした。

そのこともあり、「意外と集団でやっていけるじゃん!」と息子を過信してしまったようです。

今の幼稚園が教員配置なども1人の先生と補助の先生1人以上で30人のクラスを見ていますので、他の園よりは見守り体勢がしっかりしている園です。

発達凸凹の園児たちだけでなく、定型発達の子にもかなり手厚いサポートをしていて、「先生の目が行き届かない・・・」「先生が他の子で手一杯で我が子が放置されてる」などの保護者からの不満がでないようにしているようです。

加配を利用することで、発達凸凹の息子も定型発達の子も公平な園生活を送れるようになるとプラスに考えるようにしています。

加配がつくことのメリットとしては、

・困りごとをしっかり把握し、対策を考えられる
・療育に上記のことを伝えて、個別トレーニングを組める
・先生が対応できず、教室端で放置されてしまうことを避けられる
・療育園に行かなくてもきめ細やかな療育的サポートを園生活の中で受けられる
・他の保護者から「先生があの子ばかり見てて、うちの子を見てくれない・・・」という不満は出ない

などがあります。特に他の保護者から不満が出てしまうのは避けたいところです。

園生活をおくる上で、園が加配があったほうが良いと判断したのなら園に手配してもらえるのが一番です。

3.加配に関しては園や自治体によって違う

加配に関しても療育(福祉枠で受ける場合)と同様に自治体によって基準が違います。療育手帳や医師による診断書や意見書などを提出する場合もあるようです。

また、園によっても加配の対応をしていない(慣れていない)園もあります。そういう園で「加配相当」と判断されると退園か転園を告げられることもあり得ますので、親が入れたい園にねじ込むよりも我が子を理解してくれる園に受け入れてもらうのが双方にとって良い結果になると感じました。

幼稚園、特に私立の幼稚園では加配に関して考え方が違います。障害児保育も行なっている、相談してくださいと園のサイトに書かれていれば、比較的配慮してもらいやすいかもしれません。

公立の保育園、幼稚園の方が加配はつけやすいと思います。

私の母は長年公立幼稚園(すでに廃園)の教員をしていました。公立ですから、発達障害があるだけでは私立のように園児を排除はしなかったそうです。

知的障害があるダウン症の子も教え子でいたそうで、その子には加配の先生がつきっきりだったそうです。また、重めの自閉症の子もいたそうですが、その子は加配は付いてなかったみたいです。

私の母が務めていた当時はまだ発達障害という言葉も浸透していませんでしたし、診断が下りていた子は近くに今でいう療育園がなかったため、公立の園で見ていたのかもしれません。

多い時で1クラス40人を母が1人で担任していましたが、段々人数が減り、公立の幼稚園は保育園を残して閉園し、県から公立幼稚園は無くなりました。

小学校に行ったら加配なんて支援級でも難しい(人手が足りない)ので、幼児期に利用できるなら利用したほうが雰囲気もつかめるので良いかなと思います。

1年後、卒園までに「もう、加配がなくても大丈夫ですね」と言えるくらいの発達は促したいなと思います。