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発達凸凹改善は金次第?!発達凸凹児にお金がかかる理由とは

地獄の沙汰も金次第と言いますが、発達障害またはグレーゾーン児をケアしてあげようと思うと、定型発達児以上にお金がかかります!

1. 療育費用

未就学の年少〜年長まで年齢の子は幼保無償化と同様に無償化の対象になりました。しかし、これは通所受給者証の申請が通っていることが前提です。

公的な機関や病院での相談や診察を経て、初めて発行手続きに進めるものです。しかも、ここまでの道のりが田舎でも3ヶ月、相談者が多い地域では半年から1年近くかかってしまうこともあるそうです。

幸い私はそこまで待たずにできましたが、周囲では地域の療育センターの相談ですら半年待ったという人もいました。

1日でも無駄にしたくない親側は私費で通所できる療育機関で療育を受けられます。

この私費で通所できる療育施設は非常に高額です。1週間に1〜2回で、1ヶ月10万程度かかる所が多いです(高すぎて断念した)。さらに私塾扱いですので、数万円以上の入会費などもかかる所もありました。

幼児教室並みに高いですので、私費で通える方は限られます。また、同じ内容の療育なのに一方は無料または格安、もう一方は10割負担では、納得がいかないという親も多いはずです。

放課後等デイサービスは未就学児の療育と違い有料(一部家庭を除く)です。こちらは年収別で費用負担が変わってきます(無償化前の未就学児の療育と同じ感じ)。放課後デイを利用するには受給者証が必要です。

所得によっては無償ですし、一定の年収の壁を越えるとボーンと高くなるやつです。

放課後デイは共働きであれば必要になってくるかなと思います。人気の教室は数年待ちですので、通う、通わない以前にとりあえず待機登録だけしておくのがいいかと思います(キャンセルは可能です)。

2. 塾費用

これは塾に行かせた場合ですが、例えば中学受験をしようと思ったら、多くの子がSAPIXや日能研、四谷大塚などの大手有名進学塾に通います。

中学受験しなくても、高校受験、大学受験と進学を考えるなら、塾通い、予備校通いをする子の方が多いですね。

しかし、発達凸凹の児童は聴覚過敏などで集団指導だと集中して勉強ができないことも多いです。

環境により勉強の出来不出来が左右されるタイプの子も多いので、とりあえず進学実績のある大手!という決め方ができません・・・

そうなると家庭教師や個別指導塾などに通うことになるのですが、発達障害であることを考慮して教えてくれることが大事になってくるので、数も絞られます。

そして家庭教師や個別指導塾は集団指導塾に比べて費用が高くなります。

家庭教師よりは安いタブレット教材、紙教材も沢山ありますが、発達凸凹の場合合う合わないが定型発達児より顕著なので、無駄金を多く払うことこともあります。

3. 習い事費用

こちらも任意ですが、ピアノなどの楽器演奏や水泳、体操は脳に良いとも言われています。

脳に良いと知れば習わせたくなるのが親心。しかし、発達凸凹でも受け入れてくれる先生を探さなければなりません。

グループレッスンが多いところではなく、個別の合う先生を探すことが必要不可欠です。

プログラミング教室や水泳、体操など基本的に集団で行う習い事も、小集団や個別指導を探さないといけません。

そして息子のように性格に難ありの発達凸凹児は合う先生や指導できる先生が限られますので、指導者探しが大変です。

4. 地獄の沙汰も療育もこの世の全ては金次第!を実感する発達凸凹育児

これらを全て解決する方法はお金です。

「同情するなら金をくれ!」と昔のドラマのセリフを叫びたくなる気持ち(笑)。

物分かりの良い定型発達児であれば、掛けなくてよかった費用があらゆるところで発生します。

やらせてあげたかったけど、諦めたことも沢山あります。

習い事一つとっても障害児向けのものを探さないといけないし、幼稚園だって発達凸凹を快く受け入れてくれる私立園は結構お高い費用を取られます。

特に中間所得者層である我が家は負担が大きいですが、息子が良い方向に向かえるならとあまりケチらないようにしています。

我が家は車を保有するのをやめているので駐車場代や車の維持費はかかりません。時間がかかっても徒歩にします。歩かせることで、様々な刺激を与えられるし、社会的なマナーなども教えられるので、息子の脳にも良いと信じています。

もし、息子が定型発達だったら、療育関連にかけた費用は別の習い事やレジャーに使えたなぁと思うことはあります。