【天体観測:月】好きとこだわりを利用した発達凸凹男児への知育!
発達障害の特性がある子の多くはこだわりが強いと言われていますね。そのこだわりを利用して知育をすることで子どもの世界を広げてあげることができます。
1. 飽きっぽい息子が飽きないものを探す
現段階で医師から「ASDの特性がある」と言われている息子。しかし、ASD特有のこだわりもそこまで強いものではなく、飽きっぽいところもあります。
ASDと言われている周りの子は数字と電車好きな子が多く、親が教えなくても4歳で小学2年生くらいの計算はできてしまう子もいます(特に高IQなわけではありません)。駅名も的確に言ったり、電車の種類も詳しく、歩く鉄道図鑑みたいな子もいます。
息子にはこだわりがあるし、特定の形など好きなものもあります。しかし、周囲の同じ診断を受けた子と比べてみても、息子はASDの中でもかなり変わってると思っています。
こだわりを突き詰めるというよりは、興味を持ったものに食いつく程度で深掘りができない状態です。
深掘りができないと知識は浅くしか身につかないし、知ったかぶってるだけになって本人にもいいことがありません。
なにより、飽きっぽいというのはマイナスポイント。興味を抱いたものを如何に飽きさせないかというアシストが必要になってきます。
2. 月食を観察して息子の好奇心を刺激!
息子の月好きは、ずっと続いてる「こだわり」「執着」の一つです。
空に月が出ただけで興奮してご機嫌になって、習い事や幼稚園も頑張ってしまうほど影響を与えます。
最初は月の満ち欠けだけでしたが、図鑑や科学館などで得た情報から、次第に月食などの現象にも興味が湧いてきたようです。
月食は口や図で説明しても、想像力の乏しい幼児にはわかりにくいです。DVDや動画でも解説されていますが、実際に見ることができる天体イベントですので、実際に体験させてあげるのが学びにも良いと考えました。
11月にあった部分月食はほぼ最初から最後まで見ることができ、息子は天体望遠鏡を覗き込んで終始興奮していました。
前回のスーパームーンの時の皆既月食は関東地方はあいにくの雨。全く見られず、眠い目をこすって起きてた息子は大癇癪・・・。
今回は皆既月食ではないものの、皆既月食に近い部分月食を見られたので、息子も大変満足したようですし、宇宙を身近に感じ、興味も掻き立てられたようです。
月の色が赤銅色に変わった時にはもう大変興奮してしまい、天体望遠鏡に頭をぶつけるんじゃないかとヒヤヒヤしました。
月食に合わせて、月に関する絵本も買い足しました。
今回は藤井旭さんの
月のみちかけ (月のひみつシリーズ)“>月のひみつシリーズ『月のみちかけ』
月の出と月の入り (月のひみつシリーズ)“>月のひみつシリーズ『月の出と月の入り』
日食と月食 (太陽のひみつシリーズ)“>太陽のひみつシリーズ『日食と月食』
の3冊を買いました。結構なお値段しましたが、大変美しい写真が収められていますですので購入価値はあります。
科学系の本は、絵よりも写真の方が息子が喜ぶだろうなと思い、クレーターまでしっかり写っている写真が使われているものを選びました。
日食も知ってほしいなと思って、日食についての絵本も買ってみました。息子は日食も興味示しましたが、やはり月が一番なようで月のページばかり見ていました。
3. 月球儀、天体観測手帳、図鑑で他の天体への興味も刺激する
図鑑→月球儀→天体観測手帳→月のひみつシリーズ絵本と順を追って買い揃えてきました。
我が家は図鑑は小学館のNEOシリーズで揃えています。残念ながらドラえもんが苦手な息子はDVDを見ることはないのですが、本は毎日のように眺めています。
2022年度、来年度の天体観測手帳も購入し、さらに天体観測カレンダーも追加購入しました!
『小学館の図鑑NEO〔新版〕 宇宙 DVDつき“>小学館の図鑑NEO 宇宙』
『[新版] 星と星座 DVDつき (小学館の図鑑・NEO 8)“>小学館の図鑑NEO 星と星座』
『天体観測手帳2022“>天体観測手帳2022』
『星空ごよみ365日 2022 ([カレンダー])“>星空ごよみ365日 2022 [日めくりカレンダー]』
『Kenko 月球儀 KG-100M KG-100M“>月球儀』
2022年度のカレンダーも日めくりの天体カレンダーにして毎日月の様子と空の様子がわかるようにしました。
図鑑も手帳もカレンダーも、星座や月、星の情報などがほぼ全てがカラーであることがポイントです。
『星空ごよみ365日』は初めて買ったカレンダーですが、オールカラーで月と星座の情報その他が毎日しっかり載ってるので購入に至りました。
このカレンダー、下に天文ミニ知識もあるし、毎日の月の状態も載ってるし、季節の花も載ってたりしてものすごい情報量です。これを一緒に毎日読むだけでも大きな知育効果がありそうです。
手帳かカレンダーどちらか一つに絞ろうと思ったのですが、欲しい情報がどちらにもあったので、天体音痴な私が息子に教えるには2つあると便利だなと思って買いました。
字が読めない子でもビジュアルだけでとても楽しめますし、天体だけでなく、数字や文字にも興味を持ってくれたらいいなと思います。私自身もいい勉強になると思います。
月球儀は比較的安価なものを買っています。うちで買ったものは地球儀と同じように回転するので、回転物に目がない息子がバシバシ乱暴に回転させてしまうデメリットもあります(笑)。
最近は「あの星なんの星?」と聞かれるので、外で聞かれたらスマホで国立天文台のサイトなどを調べて教えています。
せっかく息子が抱いた興味を潰したくないので、一緒に図鑑を見たり、ど素人でもわかりやすいような手帳やカレンダーを買って一緒に調べるように心がけています。
日めくりカレンダーとかめんどくさいので、ずぼらな私に続くかどうかはわかりませんが、手先の訓練にもなるし、息子に毎日綺麗に剥がしてもらおうかと企んでいます。
寒い中、外で星座探しに行ったり、息子の身長に合わせた天体望遠鏡のピントを調整するのはヘルニア再発中の私には苦行ですが、息子が何かを学んでくれればいいなと思っています。
調べ方も教えながら、いつか一人で調べて知識を深めてくれれば楽だし(笑)いいな〜と思っていますが、まだまだ先のようです・・・。
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