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発達凸凹のひとりっ子がいる転勤族こそ帰省を利用して発達を伸ばすべし!

ゴールデンウィーク、お盆、年末年始など年に何回かは実家、義実家へ帰省することがあります。我が家はそれを利用してASD息子の発達を伸ばすようにしています。コロナも落ち着いていた2021年年末は2年ぶりに義実家に帰省しました。

1.発達凸凹の子との帰省は憂鬱?

義実家への帰省は気を使うし、めんどくさいと思ってしまうものです。

実家、義実家が遠方にあれば、発達凸凹の子を連れての移動も大変で行きも帰りも滞在中も神経をすり減らしてしまいます。

私の義実家は関西地方にあり、古い考えが残っているので、特に年始の正月には親族で集まるのが慣例となっています。

帰省ラッシュに新幹線の往復チケットを勝ち取らないといけないっていうストレスもあります(夫に任せておくと自由席になってしまうため)。

発達障害の子を抱えていると、帰省先の両親、義両親などの親族の理解が得られない場合もあります。

幸い、私は義実家の理解は得られていますが、義実家やその親族自体が「この子(息子)は普通の子!!」「(親族)の〇〇くんは小さい時はもっとやんちゃだったけど今はおとなしいでしょ」という見方をしてますので、身内からの差別は受けたことはありません。

ですので、帰省は発達のチャンスと捉えています。

この、周囲の理解の有無は発達凸凹の子が伸びる伸びないに大きく影響を及ぼします。

理解ある義実家や親族と触れ合えると人間関係で躓きやすい発達凸凹の子の対人関係を学ぶ機会になります。

血族最大のメリットは子がその特性ゆえに多少の無礼講を働いても他人よりも寛大に受け止めてくれる事だと思います。

2.実家、義実家への帰省で発達凸凹のひとりっ子が伸びる条件とは?

親族の集まりを利用した発達凸凹ひとりっ子をグーンと伸ばすためには、ある条件が必要です。

一緒に遊んでくれる年の近い親戚の子がいる(少し精神的に上の子だとなお良し)
・話を聞いてくれ、一緒に遊んでくれるおじ・おば・祖父母などの大人が複数人いる

大人同士の会話を聞けることも子どもにとっては大きなポイント

核家族で海自夫はほぼ不在、ひとりっ子の我が家の場合、息子にとって様々な人と触れ合うのは大きな刺激になります。

子どもは身近な大人同士の会話から、会話のキャッチボールを学びます。なので、祖父母と同居しているご家庭の子の方が言葉の習得が早いとも言われていますね。

息子は社会性の発達も未熟なので、お友達ともうまく遊べませんが、今回の帰省では同い年の親戚の女の子が一緒に遊んでくれました。

女の子は基本早熟と言われますが、まだまだ子供。大人の補助は必要でした。相手の子が小学生ならともかく、同じ年中ですので。

定型発達の子とはいえ、言葉のやり取りも拙く幼い面もありますから、会話や遊びのサポートをしてマイペースな息子との間を取りもちました。

その子には1歳の弟さんもいたので、その子も交えて遊んでいました。

1歳児とおもちゃの取り合いをしてしまう5歳児息子を諭しながら、ヒヤヒヤしながら見守りました。

叩いたり、小突いたりなどはしませんでしたが、正直、超疲れました。

帰省の帰りには息子が楽しみにしていた富士山もよく晴れていて、車窓から鮮明に見ることができました。

今の居住地の神奈川からも富士山見えるんですけどね。やっぱり、近くで大きい富士山を見ると楽しいのでしょうね。

3. 差別的な言動をする親族がいる場合

発達障害関係で知り合ったママさん達からよく聞くのが、配偶者や(義)祖父母が孫の特性を認めなかったり、「あんたに似て・・・」「あんたの育て方が悪い」と人のせいにするケースではないでしょうか。

幸い私は、時折挨拶に伺う親族の中でそういうことを言ってくる人にはまだ会ったことがありません。

発達障害特性のある子は言語の発達がゆっくりな子も多いですが、意外と感が鋭いところがあります。

特に自分に向けられる敵意を感じ取りやすい子もいます。そういう子は嫌味な感情を持ちながら接してくる人を怖いと感じるので、懐かなかったりします。

そうなると親族からは「〇〇は可愛くない」と思われたりしまったりします。

身内っていうのは、トラブルがあると、ある意味他人よりめんどくさい関係になってしまいますね。

悪いことをしたら叱ってくれる親戚ならとてもありがたいですが、悪口や嫌味を言ってくるような親族ならなるべく関わらないようにした方が吉。

寛大でない(義)祖父母や自分のこと比べてマウントを取ってきたり、嫌味を言う、意地悪をするような親族がいる場合、発達凸凹の子どもの発達には非常にマイナスです。

子どもが「行きたくない」と言ったり、本心で嫌がっていたら、挨拶のための帰省なんてしなくていいと思います。

親はともかく、子どもにとっては楽しい思い出になってほしい帰省が、親子共々疲れ果てては高い帰省費用と時間をドブに捨ててるようなもの

子どもに悪影響を及ぼすような親族がいる場合は、帰省せず、浮いた帰省費用で楽しい小旅行をして、いい刺激を与えた方が子どもの発達にはプラスになります。

近くに住んでいる場合で、過干渉な割に文句ばかりの親族がいる場合は、もう理由をつけて逃げたり会わないようにするのが精神衛生上いいのかもしれません。

我が家は転勤族ということもあり、「スープの冷めない距離」には親族はいません。もしかしたら、時折帰省する程度だからこそ、うまく付き合えているのかもしれませんね。