スポンサーリンク

草履と下駄でお手軽発達支援!

ある時、発達凸凹には下駄がいいよ!!という情報に出会いました。

0. 草履や下駄が発達障害児に良いと言われるワケとは?

発達凸凹のある子は運動面の発達も凸凹だったりします。

体幹が弱かったりして、椅子に座れない、姿勢を保てないという子も多いです。

幼少期の療育でもこの体幹発達のために粗大運動(平均台やけんけんぱ)が多く取り入れられています。

裸足で歩いて足の裏へ様々な刺激を与えるのが良いというのは育児本でよく見かけますが、日本の伝統的な履物も足の発達にとても良いと言われています。

ミサトっ子草履』さんのHPには幼児期の草履が発達に良い理由が詳しく書いてあります。

草履や下駄は足の指で鼻緒を挟んで履きますので、靴やサンダルとは違って足の筋肉を細部まで使います。

足を鍛える→土踏まずができる→筋肉がつき体幹がよくなる→姿勢が改善される→体力がつくので椅子に座っていられる→学習能力もアップ

と進むようです。

現代っ子は履きやすい靴が多いですから、相当運動させないと足が発達しにくいのかもしれません。

草履や下駄は特殊な器具は入りません。履くだけのものです。

1. 七五三の雪駄で草履好きになった息子

七五三をきっかけに雪駄と足袋が大のお気に入りになった息子。

七五三の時に下ろした雪駄は鼻緒がかなり硬い。引っ張ったりして少しだけ柔らかくしたけど、初めて履く息子にはきついんじゃないかと思って靴も用意しましたが、楽しそうに雪駄を履いていました。

息子は感覚過敏の特性から、靴の緩み、靴下の縫い目やヨレが気になって「ああああ、ヨレてる!!〜ヨレになってる〜〜(怒)!!」「靴がブンブン(ゆるい)になる(怒)!!」と外に出るたびに激怒することが多かったです。

紐履じゃなくマジックテープ式の靴なのに面倒臭がって、スリッポンのように履こうとして上手く履けずに怒ることもありました。

ちょっとした買い物に行くときにも怒るので内心うんざりして、サンダルを履かせたのですが、サンダルはすっぽ抜けた上に、息子が階段から落ちてしまいました。

以来、サンダルは怖がってベランダ以外では履いていません。

そんな時に『NPO法人はびりす』さんが監修した感覚統合の本を読んだ時に下駄の情報を手に入れました。

その本の中で『ベンガラ下駄』が紹介されていたのと、息子が普段も雪駄を履きたいと言い出したため、早速履物を調べることにしました。

2. お高いベンガラ下駄vsお手頃価格なミサトっ子草履

ベンガラ下駄』の一本歯が体幹を鍛えるには良さそうと思ったのですが、この下駄5000円以上して結構高いんです。足のサイズがコロコロ変わる息子に5000円の下駄か・・・と悩みました。

スニーカーも5000円前後しますけど、スニーカーは幼稚園に履いていけますが、下駄は履いていけないし、人の多い都市の駅ではちょっと怖い・・・

ほとんど履かずにサイズアウトしてしまうとお金の無駄にもなってしまいます。

ということもあり、下駄デビューは履きやすそうな草履が履けてからにしようと思いました。

購入した時期が冬だったということもあったので、冬に素足で下駄ってのも寒々しいので足袋ソックスと一緒に草履を買うことにしました。

今回購入したのは『ミサトっ子草履』です。

安価なのに、歩きやすいという口コミも多かったので即購入しました。

2000円程度で買えますし、サイズも豊富!買わない選択肢はありませんでした。

3. 足袋ソックスも草履も息子のお気に入りに

靴下を履くのをめんどくさがってた息子も、二股に分かれた靴下は自分で履くようになりました

かかとがわかれば、左右で別れるので履きやすいのと、ヨレにくいので息子がとても気に入ったようです。

草履はすごく気に入ってて、雨の日でも履こうとします。

おそらくですが、靴よりも履くのも脱ぐのも楽だからだと思います。

もともと下半身は筋肉質でムキムキな息子。

すぐに草履で猛ダッシュするようになり、靴下もあるからか、ミサトっ子草履では鼻緒ずれなども一度もありません。

なお、最近は裸足でも履いていますが、鼻緒ずれはありません。

大体子どもは鼻緒ずれして「着物辛い、草履辛い」となってしまうので、履きやすい草履や下駄っていうのはとても大事ですね。

七五三で雪駄代わりにも、裸足でも様になるのはミサトっ子草履のいいところかもしれません。

裸足で履くものは少し値が張っても心地よく履けるものがいいですよね。

3.5 和装履物デビューのコツとポイント

(1)草履や下駄に興味をもたせる(きっかけ)こと
(2)草履や下駄に関して良い印象を与えて好きさせること
(3)鼻緒が柔らかく、滑りにくいゴム底の履きやすい草履から挑戦すること

(4)時におだてて、こまめに褒めること

鼻緒の柔らかさは一番重要だと思います。

鼻緒がカチカチだと鼻緒ずれなどで猛烈に痛くなります。

発達凸凹の子は一度でも苦手意識を持ってしまうと徹底的に嫌がることもありますので、環境(質の良い草履)を整えて、褒めてあげて、息子が「草履、履きたいな♪」と思ってくれるようにしました。

息子の場合は七五三の雪駄体験がきっかけで興味持ったので、興味がなくならないうちに草履を購入しました。

何事も子どもが興味を持った時に動くと成功しやすいなと感じます。

ミサトっ子草履を履き始めた時は「似合う!似合う!」とショップ店員さんのようにおだてまくりました。

ある程度履けてきたら、「鼻緒しっかりつまめるようになったね!」「草履で走れるようになったんだ!」などと、大げさに、そしてまめに褒めました。

道ゆくご高齢の方にも褒められたりして、息子はとても自信がつき、草履がより大好きになりました。

発達促進のために履かせ始めた草履ですが、思った以上に成功体験が積めたように思います。

4. 一緒に運動できない親にも草履や下駄はおすすめ!!

私は椎間板ヘルニアと坐骨神経痛で足にしびれがあります。何度も繰り返すので杖は欠かせません。

多動傾向のある息子と一緒にスポーツができない私でも下駄を履かせるだけなら楽チンにできます。

下駄や草履を履かせて、ちょっとそこのコンビニへ・・・スーパーへ・・・と日常のちょっとしたお出かけ時間が療育時間になるとも考えられます。

暖かくなってきたら、素足でも出かけられるのでベンガラ下駄にも挑戦しようと思います。