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発達凸凹、地獄(?)の運動会

発達障害の特性がある我が子は集団行動が苦手。今年、幼稚園最後の運動会がありました。去年は散々でしたが今年は・・・

1. 幼稚園の運動会

息子は転勤に伴い、転園を1度しています。

運動会に参加するのはこれで4回目です。

1度目は2歳の頃のプレ幼稚園で、2度目は年少さんの頃、広島の幼稚園でした。

年少の頃の運動会はコロナがちょうど流行り始めた頃で、園児だけで運動会ごっことなりました。

小規模な幼稚園だったのと息子もわけわからないままやらされてたので、すんなり指示に従ってたようです。

新型コロナで保護者は不参加でしたので、先生からお話を聞きました。

2度目の運動会は年中。神奈川に引っ越してからになります。

大きい幼稚園で環境も雰囲気もガラリと変わり、二次障害で心因性頻尿になりながらも通園はできてました。

かけっこも親子競技も全く走ろうとせず、ビリに・・・

お遊戯も棒立ちで、途中目に砂が入ってブチギレ。園長先生の開会、閉会の挨拶も脱走・・・

ショックで顔がひきつり涙が止まらなかった最悪な運動会でした。

2. 三度目の正直?年長、最後の運動会

年長はバトンリレーがあると聞いて、心がゾワっとしました。

年長にもなれば、皆勝ち負けがわかってくる頃。

走れば早いけど、やりたがらない息子を他の子は「怠けてる、ふざけてる、ムカつく」と思うでしょう。

健常の子どもだって発達段階。手や足も付いてて話もできる息子の発達特性なんて理解できません。

練習だけ参加させて、本番は休ませようと思い、迎えに行くときにいつも先生に運動会の練習の様子を聞いていました。

先生には言葉を濁さず、はっきり伝えてもらうようにしているので、聞きたくないことも胃をキリキリさせながら聞いています。

先生によれば、練習はとても頑張っていたと言ってたので、運動会本番に参加させることにしました。

小学校で一緒になる子は誰1人いません。なので、失敗して「あいつのせいで負けた!」と恨みを買っても小学校でいじめられることもないかなと思い、本番に挑みました。

最初の挨拶と準備体操の全体遊戯はごそごそしながらも行えました。

親子競技もリレー形式でしたが、なんとか鼓舞して抜かれることなくクリアしました。

そして、息子が1人で走るリレー・・・

できました。

前の子が2位で走ってきたんですが、

なんと、走ってきた子からバトンを受け取り、トラックを走りました!

そして、次の走者にバトンを渡しました・・・!!!

さらに、走り終わって(練習中は脱走していたらしい)、列に並んで座れました!!

感動して泣きそうでした。

年中の頃の担任の先生も「すごい成長したね!」と泣いて喜んでくれました。

3. 「発達障害」はゆっくり発達できる!を実感

発達障害やグレーゾーンは持って生まれた特性。「治る」ことはないとよく聞きます。

ただ、多くの発達障害関連の本はハウツー本。

「改善した!」「改善する!」とまで謳っている本まで沢山あります。

私も高額なペアトレやセミナー、本などで勉強し、対応してきました。

ただ、困り感Aがなくなると、困り感Bが出てくるって感じのいたちごっこで、心底疲れていました。

特に多動に関しては治ってはきたものの、やはり教室で四六時中座ってはいられず、離席して走り回ってしまったりしています。

幼稚園最後の運動会を通して、去年よりはずっと成長して参加できており、ちゃんと発達しているんだな、と実感できたので参加できて本当に幸せでした。

その日は夜に癇癪を起こしそうでしたが、すかさず「運動会、特にリレー頑張ったね!お母さんすごい感動した!」と褒めまくっておだてて眠りにつかせました。

来年は小学校。また環境がかわるのでどうなるかわかりませんが、このまま成長していってくれればいいなと思います。