海で発達を促す夏休みレジャー
自然と触れ合う事は脳の発達にとても良いと言われてるので、小1の夏休みは海を体験させました。
1. 発達障害児は水が好き?
水泳療育なんていうのもあるほど、水泳は発達をサポートする上で良いと言われています。
発達障害、特に自閉傾向がある子は水が好きな子も多く、水泳を習わせている人はかなり多いです。もともと幼児期の習い事として人気ですし、水に抵抗がない子も多いため指示も通りやすかったりするようです。
ただし、これも個人差があります。我が家の息子は流れる水を見るのは好きだけど、顔が水につかるとものすごいパニックを起こしていたので、水泳はさせていませんでした。
周りの発達凸凹の子が10人くらいいて、皆水泳大好きだったので、うちの息子だけ特異というか異質感がありました(笑)。
2. 初めての海レジャーは瀬戸内海
広島県呉市に住んでいたときにかるが浜と水尻の海水浴場に連れて行ったのが最初でした。当時息子は3歳の年少。
瀬戸内海の海は綺麗で、何より波が穏やか。海デビューにはちょうどよかったです。
初めての海だったり、幼稚園児以下で連れてくなら、整備された遠浅の波の穏やかな海水浴場がベストですね。
当時も海に浸かるのを怖がってて、夫が抱っこして浅瀬で少し遊んだくらいで、とりあえず海に入ったよというくらいのデビューでした。
以降、水は幼稚園で2回だけプール遊びしたっきり。私もヘルニアで1年以上杖生活でしたし、ちょうどコロナも流行ってたのでプールも自粛でレジャーどころではなかったのも大きいです。
3. プールをクリアして海へ
小学校に上がった2023年、新型コロナも一応落ち着きプールの授業が始まるというので、着替えの練習など困ったな〜と思い夫に相談しました。
単身赴任中の夫に定期的に帰ってきてもらってその時に、着替え含め、プールで特訓をしました。
息子もプールは怖がらなくなり、顔も水につけられるようになりました。
学校のプールは4回くらいありましたが、問題なく終了し夏休みを迎えました。
夏休みは義実家のある大阪でプールに行き、私の実家のある千葉に帰省した際には海に入りました。
プールである程度水に慣れた、水に潜れるようになったというのを海に連れていくための一つの基準にしました。
今回行く予定の海は瀬戸内海とは違い荒い波の海を予定していたので、危険性や注意事項などをしっかり伝えました。
4. 綺麗で遠浅の海か、荒波の外房か・・・
私の実家は外房側なのでサーファーが多いんです。つまり、波が荒い。潮の流れも早いところが多いので、意外と海水浴場が少なく、狭いです。
私自身息子と同じ歳くらいにこの海で毎週のように泳いでいて、波に巻かれ溺れかけたことも覚えています。
引き波で倒れ、起き上がったら後ろから押し波が来て洗濯機の洗濯物のようにグルグルと巻かれた時の恐怖は35年以上たった今でも覚えているくらいです。
そういうひやっとした経験があるので、どの程度の波なら大丈夫かというのは覚えてて、今回はとても役に立ちました。
特に引き波や押し波の強さは体験して欲しかったし、水の怖さを教えるにもいい機会ですし、年齢期にも波の荒い海水浴場でも大丈夫だと判断したので、体験させることにしました。
波が荒い海水浴場で気をつけること
浮き輪ではなく、ライフジャケットをつけた方がいいです。浮き輪は波に流されるだけでなくひっくり返って逆さまになると浮き輪から抜け出せなくなり溺れます(幼少期、私が溺れました)。
あとは子どもの膝下あたりまでの深さで遊ぶ!波の力、特に引き波は思った以上に強いので、足首あたりの波でも子どもはあっという間に転倒します!
ウォーターシューズでかかとまで覆うタイプを履いておくこと。貝殻で足切ることがあるので、脱げにくいウォーターシューズは必須です。
海水浴場として整備されてるところでも貝殻はありますし、下手すると海から割れた瓶や釣り針などが流れてきている可能性もあります。私が幼児期怪我をした経験があるので、息子には口酸っぱくしてシューズを履くように言いました。
※監視員がきちんといる時間帯で、遊泳禁止になってないことが大前提です。
5. 海で得た息子の成長
乳幼児期から海の近くで育ったにもかかわらず、海を怖がってた息子ですが、成長したのか波を怖がらなくなってて感動しました。
海水が顔にかかってもキレず、押し波や引き波に転倒されられてもキレず、ゴーグルを自主的にして波と遊んでいました。
2日連続で海に行きましたが、2日目に房総半島の下の方の波の穏やかな海にも連れて行ったのですが、「波がない!!」とキレて一宮まで引き返しました(汗)。
すっかり波がお気に召したようで・・・刺激があるからかな〜。
波が小さそうに感じても、実際は大きく、あっという間に頭からかぶってしまうことや、波に転倒させられると起き上がっても頭がつかってしまうこと、水が鼻と口から入ってしまうことなども体験できたのはよかったんじゃないかと思います。
基本的にビビリな子なので、私の手をガッチリ握ってましたし、浅瀬で波攻撃を受けてひっくり返ったりしてたので、沖の方に行こうとした時にも口頭注意だけで済みました。
海水飲んだら「もういい!」と上がるかと思いましたが、何度も波を受けてたのは嬉しい予想外でした。本人的にも「これ以上は危ない」という感覚も多少は掴めたんじゃないかなと思います。
海、川、山と自然のレジャーは人気ですが、危険が付き物です。子どもの体力や危機管理能力を考え、自然のレジャーこそスモールステップが大事だと思います。
今回、海水浴で自然を五感使って体験できたのは、息子の脳にすごくいい刺激になったのではないかと思います。
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