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ASD息子の投薬治療1

少し前までASD用の薬はありませんでしたが、最近はASDの薬も出てきました。息子も困り感と二次障害の緩和のため投薬をすることになりました。

1. ASDの薬とは

息子が発達障害かも・・・と疑った2歳くらいの時には、発達障害で投薬治療というのはADHDで多動を抑えるために使用というのをよく見聞きしていました。

ASDにも使える薬がある・・・というのは昔ネットのニュース記事で見た程度。

今回、息子が服薬することになり改めて調べてみると、『エビリファイ』と『リスパダール』の2種類がASDの子どもに使用されているようでした。

双方とも元々は統合失調症などを患う成人に用いられていた薬なようで、ASD用に開発されたわけではないとありました。

2. 薬への期待と不安

ASD専用に開発された薬ではなく、統合失調症に使ってる精神薬という部分と、やはり精神薬の副作用が怖いっていうのは正直な思いですし不安でもありました。

成人してたらそうでもないと思うけど、まだ7歳。服薬始めた時は6歳ですからね。不安にもなります。

製薬会社のパンフレットには易刺激性(癇癪など)を和らげるってなことを書いていますが・・・

しかし、薬を飲んでくれればあの異常な情緒のアップダウンと暴力的になっている癇癪、被害妄想も抑えられるのではないか・・・・という期待から投薬を決意しました。

もう、私自身が著しく悪化する息子の被害妄想と虚言、情緒不安定さと癇癪に耐えきれなかったというのも本音です。

3.『エビリファイ』の服薬

2023年12月上旬から投薬を開始しました。

息子の主治医はぽんぽん薬を出すタイプではありませんが、薬否定派でもありません。

悪化する一方の息子の情緒の不安定さや多動を緩和する一つの方法として提案され、保護者である私が「じゃあ、試してみます」となりました。

今回は『エビリファイ』0.5mgから試す形で開始し、副作用がなく、効果もなければ1mgに増やすこととなりました。

うちの息子は別に喘息とアレルギーの処方薬も常用しています。

ですので、眠気が強く出るかもしれないとのことで、眠気が強くなるようならアレルギーの薬を別のものに変える対応をしますと薬剤師さんには言われました。

エビリファイですが、3週間ほど0.5mgを飲みましたが全く効果がなく、12月下旬に再診を受け、1mgに増やしました。

「冬休みは宿題や勉強なども沢山させないで、ゆっくり本人が楽しめることをさせてください」と言われ、山のように用意したドリル類は今もまだほぼ手付かずになっています(泣)。

1mgの効果はよくわかりません多少感情の起伏は和らいだ「かもしれない」という程度です。

ぼーっと動画を長時間見てしまうことが増え、切り替えの苦手さが強くなったような気もしないでもないです。

ペアトレの肯定の声かけテクニックを合わせてなんとかなってくれるといいのですが・・・・

4. 精神系の薬で気をつけていること

他にかかっている医師と薬局には飲んでんる薬は全て伝えました

学校へも副作用含め、伝えています。飲み合わせはやはり心配ですので、何かあったときに飲んでる薬がわからないと大変です。

特に学校内で遅延で副作用が出た・・・ってなった場合、対処するのは先生になりますから、情報があるのとないのとでは違います。

あれだけペアトレなど色々学んだのに、薬を飲む羽目になるなんて・・・とショックで泣きそうな気持ちはあります。

同時に「これで少しはよくなるかも・・・」という期待感と安心感も得ました。

言葉がけやできる範囲内での環境改善だけではもうどうしようもなく、精神的にかなり追い詰められていました。

月1で通院になり、短時間ではありますが医師に診てもらえるのも、私の心を平穏に保つにはちょうど良いスパンの通院ですね。