発達障害グレーゾーンでも幼児期からできる数の概念の教え方!
今年4歳になる息子は発達障害のグレーゾーン。発達障害傾向のある子って知的障害や学習障害が見られなければ、数字にこだわりがある子が多いです。息子はあまり数にこだわりもないのですが、数の概念は小さい頃から地道に教えています。
1. 発達障害児は数字に強い?!
発達障害の子やグレーゾーンといっても十人十色。知的ボーダーの子もいれば、IQが高い子もいます。発達障害という言葉が一人歩きしていて、「自閉症の子って数字にこだわりがあるから算数が得意でしょ」とか「発達障害の子って頭のいい人多いよね」と言われることもあります。
残念ながら息子は数字にはあまりこだわりがありません。言葉も遅いです。そんな息子には2歳すぎた頃から数の概念をすこ〜しずつ教えてきました。
2. 机に向かわなくても、身近な物で数の概念を身につけられる!!
まずは個数から教えました。1、2、3・・・という基本的な数です。我が家では個数を教えるのに息子の好きなビスケットを使いました。多動が激しい時期でも、好きな食べ物を数えるのは嫌いではなかったというのもあり、有効に使えました。
ビスケットを出す時に「1枚、2枚、3枚・・・」と数えながらお皿に出します。
これを食べるたびに繰り返します。小さいタイプのものなら沢山数えられますし、大きなものなら半分にして「半分」という言葉や概念も覚えられます。
息子はすぐに覚えますが、すぐに忘れてしまいます。大人が必死で勉強した英単語や難読漢字、数学や物理の公式を忘れてしまうように、子供も忘れてしまいますので、忘れてしまったり、覚えられなかったと言っても怒らないようにしています(イラっとすることもありますが、我慢あるのみです)。
習い事などで計算がもうできる!という幼児もいますよね。でも、他の子に合わせて、足し算・・・とならないようにしています。そもそも、数の概念の理解というのは基礎中の基礎。基礎(土台)をしっかりしておけば積み重ねても理解をしていけます。
数学もベースは算数ですから、算数ができないのに数学ができるようにはなりません。毎日の生活の中で必ず数に触れる機会を作ることが重要になってきます。
3. 幼児に分数も教えられた方法!
数の認識少なくとも1の概念が理解できたと判断した次に、分数を教えてみました。息子は数字よりは図形が好きですし、パズルもピクチャーパズルではなく、立体パズルが好みです。
その時に、息子に図形っぽい超簡単な分数なら今教えてあげてもいいかなと思い、教えてみました。利用したのはピザとホットケーキです。どちらもスーパーに行けば綺麗な円で売っているし、自作することもできます。
ホットケーキやピザを使って切り分けながら「1つのピザを半分に切った!1/2になったね〜。もう半分に十の字になるように切って1/4に・・・」と目で確認しながら分数の勉強ができます。
分数は視覚化しやすいものが多いので幼児期でも感覚的に覚えられると思います。特に好きな食べ物ならワクワクしますので、覚えるのも早いです。
4. 数を理解できているか確認する方法!
数がわかってきたかな?と感じたら、子供に質問をしています。質問は数や量に関することを増やしています。
例えば、「1枚ちょうだい」「2枚とって」「グミは何個ほしい?」「半分だけ食べていいよ」「お茶は多めにする?少なめにする?」など。
初めは具体的で覚えやすい数字から確認し、正解すれば褒めて、自己肯定感を高めるようにしています。間違えた時は、一緒に数え直します。例えば、4個なのに「3個!」と言った場合、「3個だと思うんだね。一緒に数えてみようか!」と言って、数えます。そして「あれれ?もう一個あるね。3の次はね、なんだっけ?」と問いかけ、わからなければ、「3の次は4って言うんだよ。だから4個だね。」と教えてあげます。
応用編で、計算を教える
応用として計算をすることもできます。チョコを3つ出して、「3個のうち2個食べたら残りは何個ある?」と声をかけます。分からなければ、2個食べてみて残りを数えるんです。本当に簡単な計算ですが、目で見ながら、数が増えたり、減ったりするのを実体験できるので、日々行うようにしています。
息子は発達の特性もあり、落ち着きもなく、癇癪も激しいのですが、やはり食べ物は好き。好きなお菓子や食べ物を使って「勉強=苦しい」と思わせないようにしています。
幼児なんてわからなくて当たり前です。しかもうちの子は凸凹していますからね。根気よく毎日続けて行くしかありません。
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