発達障害グレーの息子と毎日続けた〇〇で多動が改善!?
多動傾向がある子は先生からしたら超問題児!息子はまさに多動。ある方法を続けたら、多動が大分改善されてきたように思えます。
1. いつ止まるのか!多動の子を持つ親は超肉体労働!
息子が一番多動が酷かったのが1歳9ヶ月〜3歳の頃。 スーパーでも、家でも、公園でも、図書館でも、ひたすら走り回る子でした。 2歳までの買い物中はおんぶ紐にくくり付け、その後は泣いても喚いても子供カートに乗せていました。
静止すれば奇声を発し、図書館も児童館も行けなくなり、私もノイローゼ気味になり、ストレスで突発性蕁麻疹や帯状疱疹などが出て、通院を繰り返す羽目になった程です。息子はまだ幼いですし、多動『気味』というレベルでしたが、それでも大変でした。
言い聞かせてはいましたが、衝動性のある息子は3歩歩けば忘れる鶏か!と言いたくなるほど忘れます。
唯一おとなしくしていたのがバスなどの乗り物と回転する室外機を眺めている時くらいでしたからね。
2. 多動という困り事を利用して、発達を加速させた方法!!
多動傾向がある、落ち着きがない・・・・そういう子って動きたいのですよね。 幼児というのは定型発達の子でも活発に動きますが、発達障害と言われる子が定型の子と違うのは脳の特性の違いです。 脳の発達に偏りがあるため、定型発達の子なら「やめなさい!」と言われればやめられるところを、衝動性を止められずに、やめられない・・・
とある発達障害のセミナーで講師の方が言われていたのは、多動傾向がある子は最初に満足するまで体を動かしてあげると良いという事でした。
運動は脳の発達に良いと言われているので、2歳の頃から外遊びや散歩を通してできるだけ体を動かしました。車もなし、自転車もなし、純歩行者なので歩かざるを得ないので、どこでも歩いて行きました。
息子の場合は歩いたり、走ったりすることが好きでしたので、好きな事をメインにさせました。
具体的には、幼稚園の通園をなるべく徒歩にしました。 片道2.5キロです。往復徒歩にすれば5キロ。3歳の子どもにとってはかなりの運動量になります。
3. 発達には継続が重要!無理は絶対にNG!工夫しながら楽しく!
夏でも冬でも歩かせるというのが基本方針ですが、歩かせないこともあります。
・熱中症の危険や大雪で転倒の恐れがある時。
・息子がバスに乗りたい!といった時。
路線バスでも幼稚園に行けますので、バスにすることもあります。いくら多動の息子でも楽しくなければ、歩きません。
徒歩の時はできるだけ早い時間に家を出発し、1時間ほど余裕を設けます。楽しく歩けるように、息子のこだわりを利用して歩かせています。
・道端の草や鳥を観察したり、建物の色々なものを発見したりする時間をとる。
・公園で遊ぶ。
・息子の好きな室外機や排水溝を眺める時間をとる。
・たまに朝、月が見えるので、月が大好きな息子は大喜び!
・巡回中のパトカー(クルクル回転する赤色灯が好き)に遭遇するかもという楽しみ。
「早く起きて、歩くと気持ちがいいね!」「空気が澄んでいて、清々しい気分だね」「今日はお月様見れるかな?」など、ポジティブな声をかけるようにしています。歩くとと〜っても楽しいことがあるよ!とワクワク感を持たせると、楽しく歩いてくれます。
徒歩通園のメリット
・観察力も養える
・道路の歩き方、信号の渡り方など交通ルールやマナーを教えることができる
・体力もつけられ、息子の動きたい欲求も満たせる
路線バスの通園のメリット
・公共交通機関でのマナーが身につく!
・時刻表をみて数字を覚えたり、時間感覚を身につけられる。
バスと徒歩という選びやすい2つの選択肢を用意することで、思考力と決定力も鍛えられます。
交通手段も何パターン(車、徒歩、自転車など)かあると、選択肢も増えるので脳が鍛えられそうですね。我が家は、時折ルートを変えるなどして、あまりルーティーン化しないようにもしています(転勤族なので、時間や環境の変化に慣れておく必要があるからです)。
バスや電車はマナーが悪い(と思われる)と大変です。まだ、幼児なので多少は多目に見てもらえる事も多いですので、今のうちに最低限の公共の場でのマナーをしっかり教育したいですね。
4. 多動傾向が改善したかも?と思えるまでにかかった期間
2年くらいです。
3歳後半過ぎてから、ようやく外食で座ってくれるようになった。
「〇〇とってくるから、ちょっと座っていてくれる?」で離席せずに座れるようになった。
信号で止まれるようになってきた。
それを目安に「だいぶ落ち着いてきたかな」と判断しています。
基本は歩くことしかしていませんでした。 特別な療育は1箇所だけ。習い事もまだしていません。少し離れた幼稚園に徒歩で行く+幼稚園での活動で多動傾向はかなり改善されました。
1歳で歩き始めてから2歳の頃は道路に飛び出すなんて日常茶飯事の上、バスや新幹線でも座席に立とうとしたり本当に本当に大変でした。毎日が地獄で辛くて、しんどくて、息子を連れて歩くことに何度も挫折しかけました。口酸っぱく注意しても理解されず、ハーネス(迷子紐)は嫌がってつけてくれずで大変苦労しました。
落ち着いてきた・・・と言っても、定型発達の子よりは、まだまだ多動傾向はあります。衝動性もかなりあります。 ですが、日常生活での活動量を増やし、どこでも歩いて行っていたことで、かなり改善されたと思います。
改善された(成長した!)と感じるととても嬉しいです。 少し前は外食時は1分も座ってられなかったのに、今は「〇〇食べる!」と好きな食べ物なら離席せずに座って飲食できる・・・ (あとは自力で食べてくれれば万々歳ですが・・・)
自宅だと離席しまくるのですが、まぁ、まずは外で迷惑かけなければ・・・と少しハードルを下げながら目標を達成して行きたいと思います。
療育でも勉強でも一定の効果や成果を得るには長期間の継続が重要です。骨折が1日で治らないように、発達凸凹の特性もすぐには改善しません。そもそも、言って解決するなら障害にも困りごとにもならないわけです。
そもそも子育て自体が超長期戦です。私は非常にせっかちなので、長期戦の中にも「今日はワーク1ページやろう」とノルマを課して、達成できたら「少しは息子の脳も成長したに違いない」と思うようにしています(笑)。
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